沢渡温泉共同浴場

沢渡温泉共同浴場

草津温泉(群馬県草津町)が強酸性の温泉であること対し、荒れた肌をすべすべに戻す「仕上げの湯」、「あがり湯」、「一浴玉の肌」といわれるのがお隣、中之条町の沢渡温泉(さわたりおんせん)。その沢渡温泉にある木の香漂う共同湯が沢渡温泉共同浴場です。男女別の内湯には、熱湯、温湯が用意されています。

美肌の湯で知られる温泉を実感!

沢渡温泉共同浴場

歌人・若山牧水(わかやまぼくすい)は大正11年10月20日、早朝に花敷温泉を出立し、暮坂峠(くれさかとうげ)を越えて沢渡温泉に至っています。
その時の日光までの旅を記した『みなかみ紀行』には「峠を越えて約三里、正午近く澤渡温泉に着き、正榮館といふのゝ三階に上つた。」と記されています。
この正栄館は、昭和3年に「龍鳴館」と名前を変え今も健在。
その「龍鳴館」の横にあるのが沢渡温泉共同浴場です。

泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉で、元祖美肌の湯(pH8.5)ともいわれているます。
牧水も「無色無臭、温泉もよく、いゝ湯であつた」と記しています。
沢渡温泉街の旅館に宿泊の場合は、各旅館にある「入浴許可証」持参で無料になる仕組み。

源頼朝は建久2年(1191年)、浅間山麓で小手調べの射狩を行ない、草津温泉に入浴。
強酸性の湯に肌を傷めて仕上げの湯として沢渡温泉に立ち寄ったという伝承もありますが、定かでありません。

沢渡温泉共同浴場
名称 沢渡温泉共同浴場/さわたりおんせんきょうどうよくじょう
所在地 群馬県吾妻郡中之条町上沢渡
関連HP 沢渡温泉組合公式ホームページ
電車・バスで JR中之条駅から関越交通バス沢渡行きで20分
ドライブで 関越自動車道渋川伊香保ICから約33km
駐車場 公共駐車場を利用
問い合わせ 沢渡温泉共同浴場 TEL:0279-66-2841
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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