拍子水温泉

拍子水温泉

大分県東国東郡姫島村、姫島七不思議のひとつ「拍子水」(ひょうしみず=炭酸水素塩冷鉱泉)を活用した日帰り入浴施設が、拍子水温泉。姫島村健康管理センターとして建てられた公共の湯で、湯船には源泉に温水を加えた温泉(41度前後)と、源泉(25度)の2種類を用意しています。

姫島七不思議の「拍子水」(炭酸水素塩冷鉱泉)を活用

拍子水温泉
源泉となる拍子水は、姫島七不思議のひとつ

拍子水が別名「おはぐろ水」と呼ばれるのは、姫島の島名の由来となった比売語曽神(ひめこそのかみ、朝鮮半島から渡ってきたと伝わる女神)がお歯黒をつけた後、口をすすぐ水がなかったので、手拍子を打って祈ったところ、岩の間から湧出したとの伝承から。

湧水(拍子水)は飲用することができます。
浴室からは大海原と、快晴の日には遠く四国も眺望可能。
炭酸水素塩泉なので、源泉浴がおすすめです。

拍子水温泉に隣接して比売語曽社も鎮座しています。
まさに姫島の聖域と霊泉というわけで、姫島随一のパワースポットとなっています。

姫島は、島全体が「火山が生み出した神秘の島」をテーマにした「おおいた姫島ジオパーク」。
30万年前以降の7つの火山の火山活動によって生まれた4つの小島が砂州でつながってひとつになった島なのです。
拍子水温泉がある場所は、金火山(かねかざん)の一部で、拍子水もジオサイトのひとつ。

姫島七不思議は、拍子水のほか、浮洲(うきす)、千人堂、逆柳(さかさやなぎ)、かねつけ石、浮田(うきた)、阿弥陀牡蠣(あみだかき)があります。

拍子水温泉
名称 拍子水温泉/ひょうしみずおんせん
所在地 大分県東国東郡姫島村5118-2
関連HP 姫島村公式ホームページ
ドライブで 宇佐別府道路宇佐ICから約41kmで伊美港、フェリーで姫島へ、姫島港から約4km
問い合わせ 姫島村健康管理センター TEL:0978-87-2840
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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