全国の3セク鉄道乗りつぶし! 『鉄印帳』を知っていますか!?

かつて国鉄全線2万kmを乗り潰す『いい旅チャレンジ20,000km』キャンペーンが人気を集めましたが、現在はローカル線の多くが廃線、あるいは自治体が援助する第三セクターで存続。全国の三セク鉄道41社が手を組んで展開するのが『鉄印帳』で、寺社の朱印帳の鉄道版です。

鉄印帳マイスターは、すでに3000人オーバー

鉄印帳
『鉄印帳』の最新、41社参加バージョン(旅行読売出版社)

第三セクター鉄道等協議会(略称・三セク協)、読売旅行、旅行読売出版社、日本旅行が共同で展開する事業が『鉄印帳』。

『鉄印帳』は、2020年7月1日から「鉄道利用の促進」「沿線地域の活性化」「鉄道会社の新しい収入源」を目的として、三セク協に加盟する40の鉄道会社でスタート。
2026年3月13日から新たにハピラインふくいが『鉄印帳』に参加して、41社に増えています。

日本全国に3セク鉄道が41社もあることも驚きですが、国鉄の分割民営化以降、それだけ多くのローカル線が切り捨てられ、地元の支えとアイデアを振り絞ってなんとか存続しているということになります。
ハピラインふくいの参加時点で、寺社の朱印帳にあたる『鉄印帳』販売総数はなんと7万7000冊、寺社の朱印に該当する各鉄道会社が販売する鉄印授与数は87万枚を超えるという盛況ぶり。
地方鉄道の応援企画としては大ヒットといえるかもしれません。

すべての鉄印を集める鉄印帳マイスターは、ハピラインふくいが加わらない2025年9月時点で3000人。
2026年5月時点では3200人を超えています。

『鉄印帳』は「第三セクター鉄道等協議会」の加盟社が1冊2500円で販売(鉄印は、各社の『鉄印帳』にのみ記帳され、指定以外のものには記帳できない仕組み/鉄印帳=旅行読売出版社の登録商標)。
「全国を回るのは大変」との声を受けて、さらに参加しやすいようにと東北・道南、東海、近畿、中国・四国のエリア版の販売もスタートしています。

各社の主要な駅の窓口で『鉄印帳』と乗車券を提示し、300円からの記帳料を払えば、鉄道会社によって異なるデザインの鉄印がもらえる仕組み。
デザインは1社で複数用意される場合もあるほか、季節やイベントなど、社長が自ら記す特別鉄印(社長鉄印)もあり(置き書きも)、こちらは鉄道ファンに人気です。
わたらせ渓谷鐵道の『鉄印帳』は、社長が事前に直接鉄印を記帳したというスグレモノですが、各社知恵を絞って展開しているのも人気の秘密。

鉄印は300円〜で、これが鉄道会社の副収入に。
国鉄全線踏破の『いい旅チャレンジ20,000km』は1980年3月15日〜10年間にわたって行なわれ、参加者は5万5000人。
完乗(全線踏破)達成者は1500人を数えています。

それよりもハードルは低いものの、鉄印帳マイスターが開始6年で3000人オーバーは、かなりの好成績。
『いい旅チャレンジ20,000km』キャンペーンが、テレビ番組を有し、CMなどで大々的にキャンペーンを展開したのに比べれば、知る人ぞ知る存在の『鉄印帳』。
10年間で5000人の鉄印帳マイスター誕生も現実的な数字になりつつあります。

全国の3セク鉄道乗りつぶし! 『鉄印帳』を知っていますか!?
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