観音崎(千人堂)

観音崎(千人堂)

大分県東国東郡姫島村、姫島の北西部に突き出した岬で、乳灰色~乳白色をした黒曜石が、高さ40m、幅120mにわたって露出、「姫島の黒曜石産地」として国の天然記念物に指定される岬が、観音崎。姫島七不思議に数えられる千人堂が建ち、地元では千人堂という呼び名が一般的。

千人堂は「姫島七不思議」のひとつ

観音崎(千人堂)
赤馬と呼ばれる赤い岩の左手に黒曜石の露頭が

黒曜石が地表に露出している面積は世界屈指ですが、露呈の様子は遊覧船から見学する必要があり、岬の上から眺めることはできません。
断崖の上には姫島七不思議のひとつの千人堂が建っていますが、大晦日の夜、債鬼(さいき=借金取り)に追われた善人を1000人匿(かくま)うことができるができるので千人堂の名があるとか。
千人堂には、馬頭観世音が祀られています。

姫島は大海・矢筈岳・金・稲積・城山・達磨山・浮洲の7火山(姫島火山群)から構成される火山島で、実は観音崎も城山火山の火口の一部(観音崎火口跡)です。
黒曜石も、城山火山をつくる溶岩の一部というわけなのです。

観音崎で産した黒曜石は、古代の流通経路を経て種子島から大阪まで伝搬しています。
九州では腰岳(佐賀県)とともに黒曜石の二大産地となっていますが、流通先が中国、四国に多いのは、姫島が瀬戸内海の入口、海上交通の十字路だったから。
姫島にはス鼻岬の藍鉄鉱(らんてっこう)、大海(おおみ)の地層褶曲もあり、まさにジオパーク的な存在に。
観音崎「姫島の黒曜石産地」は、「おおいた姫島ジオパーク〜火山が生み出した神秘の島」のジオサイトにもなっています。

観音崎(千人堂)
名称 観音崎(千人堂)/かんのんざき(せんにんどう)
所在地 大分県東国東郡姫島村
関連HP 姫島村公式ホームページ
電車・バスで 姫島港から徒歩20分
ドライブで 宇佐別府道路宇佐ICから約41kmで伊美港、フェリーで姫島へ、姫島港から約1.5km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 姫島村水産・観光商工課 TEL:0978-87-2279
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
姫島港(姫島村営フェリー乗り場)

姫島港(姫島村営フェリー乗り場)

大分県東国東郡姫島村、一島一村の姫島の玄関口となるのが、姫島港(姫島村営フェリー乗り場)。伊美港(国東市)から姫島村営フェリーを利用し、わずか20分の船旅。港一帯は姫島港運動公園として整備され、夏場には姫島海水浴場がオープンします。姫島の玄

姫島灯台

姫島灯台

国東半島(くにさきはんとう)沖に浮かぶ姫島(大分県姫島村)。全島が瀬戸内海国立公園に指定される風光明媚な姫島の東、柱ケ岳に建つ石造灯台が姫島灯台です。姫島は、古くから海上交通の要所。慶長10年(1605年)、小倉藩主・細川忠興(ほそかわただ

姫島庄屋古庄家

姫島庄屋古庄家

大分県東国東郡姫島村、豊後水道北側入口にある姫島で製塩業営み、明治4年の廃藩置県まで12代250年にわたって庄屋を務めた旧家が、姫島庄屋古庄家(ひめしましょうやこしょうけ)。現存する建物は、第11代・古庄逸翁(こしょういつおう)が天保13年

拍子水温泉

拍子水温泉

大分県東国東郡姫島村、姫島七不思議のひとつ「拍子水」(ひょうしみず=炭酸水素塩冷鉱泉)を活用した日帰り入浴施設が、拍子水温泉。姫島村健康管理センターとして建てられた公共の湯で、湯船には源泉に温水を加えた温泉(41度前後)と、源泉(25度)の

比売語曽社

比売語曽社

大分県東国東郡姫島村にある古社が、比売語曽社(ひめこそしゃ)。祭神は比売語曽神(ひめこそのかみ)。姫島の姫とは、この社に祀られる姫君のこと。古代からの大陸との交流を感じさせる社で、広島県呉市の亀山神社は、白鳳8年(679年)に姫島の神が遷座

拍子水温泉

拍子水温泉

大分県東国東郡姫島村、姫島七不思議のひとつ「拍子水」(ひょうしみず=炭酸水素塩冷鉱泉)を活用した日帰り入浴施設が、拍子水温泉。姫島村健康管理センターとして建てられた公共の湯で、湯船には源泉に温水を加えた温泉(41度前後)と、源泉(25度)の

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ