少林山達磨寺

少林山達磨寺

群馬県高崎市、高崎市街の西郊外、鼻高山の北斜面に建つ、黄檗宗(おうばくしゅう/宇治・萬福寺が大本山)の寺、少林山達磨寺(しょうりんざんだるまじ)。元禄10年(1697年)、厩橋藩(前橋藩)第5代藩主・酒井忠挙(さかいただたか)が前橋城の裏鬼門を護る寺として創建したのに始まります。

高崎名物「縁起だるま」の発祥地

開山は徳川光圀(とくがわみつくに)が帰依し、明(みん=中国)から帰化した僧、東皐心越(とうこうしんえつ)禅師で、弟子の天湫法澧を水戸から招いています。
その縁で後にに水戸徳川家の祈願所にもなっています。

約1万平方メートルもの広大な敷地に、開運達磨大師の像を安置する本堂・霊符堂、観音堂などがひっそりとたたずんでいますが、例年1月6日・7日開催の『七草大祭だるま市』には、多くの人出があります。
だるまの名入れ、だるま絵付け体験も行なわれています。

少林山達磨寺
『七草大祭だるま市』

少林山達磨寺とブルーノ・タウト

昭和8年、ナチ政権成立前にドイツを脱出し「日本インターナショナル建築会」の招きで来日したブルーノ・タウト(Bruno Julius Florian Taut=建築家、都市計画家)が日本(滞在期間3年半)で最も長く滞在した(昭和9年〜11年の2年3ヶ月)場所が達磨寺境内の「洗心亭」。
「洗心亭」は、東京帝国大学農学博士・佐藤寛治の別荘で、群馬県工業試験場高崎分場の嘱託として、伝統工芸の質的改良の指導、家具の設計などを行なっています。

「少林山の麓から長い石段を登りきったところにある一段と高い鐘楼は実に美しい」など日記に達磨寺の様子が細かく描かれています。

少林山達磨寺
名称 少林山達磨寺/しょうりんざんだるまじ
所在地 群馬県高崎市鼻高町296
関連HP 少林山達磨寺公式ホームページ
電車・バスで JR群馬八幡駅から徒歩25分
ドライブで 関越自動車道高崎ICから約10km
駐車場 200台/無料
問い合わせ 少林山達磨寺 TEL:027-322-8800/FAX:027-322-3083
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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