赤城山・鳥居峠

赤城山・鳥居峠

群馬県前橋市、赤城山の山上へと通じる群馬県道16号(大胡赤城線)の終点、群馬県道70号(大間々上白井線)との交点にある展望地が鳥居峠(標高1390m)。山麓の水沼(現・桐生市)から、一の鳥居、二の鳥居を経て、利平茶屋、そして鳥居峠へと至る赤城山登拝道の途中にある、絶景の地です。

赤城山外輪山の一画で、秋には雲海も期待できる

赤城山・鳥居峠

すぐ北側に覚満淵、南側に小沼があることからも、ここが火口原のへり、外輪山の一画であることがわかります。
峠と呼ばれるのは、北に駒ヶ岳(1685m)、南に長七郎山(1579.1m)が聳え、その鞍部に位置するから(。
晴れていれば東京スカイツリー(R)や筑波山など、関東平野の大パノラマが期待できますが、6月頃〜11月頃の早朝なら、雲海も期待でき、近年では、雲海スポットとしても注目度がアップしています。
5月下旬にはアカヤシオが美しく、これを目的に訪れる花好きも多数。

11月中旬〜3月頃は、鳥居峠周辺の道路は降雪、凍結もあるので、冬用タイヤ装着が必要。
「赤城山頂駅記念館 サントリービア・バーベキューホール」が営業し、鍋割山ラーメン、御神水コーヒーなどを味わうことができます(冬季休業)。

画像協力/前橋観光コンベンション協会

赤城山・鳥居峠
関東平野の大夜景
赤城山・鳥居峠
アカヤシオ

赤城山鋼索鉄道の赤城山頂駅があった!

戦後の登山ブームを背景に、昭和32年7月21日には、利平茶屋と鳥居峠(赤城山頂)を結ぶケーブルカー(赤城山鋼索鉄道/営業キロ1km)も運転を開始しましたが、昭和42年11月5日に休止、昭和43年6月1日に廃止されています。

新大間々~利平茶屋をバスで結ぶという東武鉄道の赤城山登山の新ルートでしたが、昭和41年、赤城有料道路の開通で、利用者が激減し、廃止となったのです。
利平茶屋公園の東屋の建つ場所が利平茶屋駅跡。
鳥居峠にあった赤城山頂駅は、「赤城山頂駅記念館 サントリー ビア・バーベキューホール」になっていますが、旧駅舎跡とプラットフォームは、国の登録文化財になっています。

利平茶屋公園から徒歩で鳥居峠を目指すと、2時間ほどかかります。

赤城山・鳥居峠
名称 赤城山・鳥居峠/あかぎやま・とりいとおげ
所在地 群馬県前橋市富士見町赤城山
関連HP 前橋市公式ホームページ
電車・バスで JR前橋駅から富士見温泉行きバスで1時間20分、富士見温泉で赤城ビジターセンター行きに乗り換え、県立赤城公園ビジターセンター下車、徒歩6分
ドライブで 関越自動車道赤城ICから約26km
駐車場 あり
問い合わせ 前橋観光コンベンション協会 TEL:027-235-2211
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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