群馬県みどり市東町神戸、草木ダム直下の渡良瀬川沿いにあるのが、琴平トンネル。群馬県道268号(船笹神戸停車場線)の萬年橋の北詰から渓谷沿いに上流のわらべ橋まで、足尾線(現・わたらせ渓谷鐵道)の旧線跡(廃線跡)が続いていますが、琴平トンネルもダム建設で失われた足尾線のトンネルです。
草木ダム建設で廃線となった旧線部分のトンネルが現存
わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線の前身となる国鉄足尾線は、足尾銅山から産出される鉱石輸送のために足尾鉄道として明治44年4月15日、下新田連絡所〜大間々町駅間が開業。
大正元年9月5日、大間々町駅〜 神土駅(現・神戸駅)が延伸、さらに11月11日に 神土駅〜沢入駅間が延伸開業していますが、琴平トンネルはこの延伸に合わせて開通した歴史ある隧道(トンネル)です。
昭和48年6月27日、草木ダム建設に伴い、神土駅〜沢入駅間を草木トンネル経由の新線に付け替えた際(草木駅廃止)、廃線となった部分(遊歩道に転用)のトンネルです。
全長59m、トンネル出口側の崖は、高さ30mもの石積み、廃レールを活用したスノーシェッドなど現存、廃線跡歩きを楽しむことができます。
萬年橋の少し手前で左に分かれるのが遊歩道で、すぐに琴平トンネルがあります。
トンネルを抜け、上流側に遊歩道を歩けば、わらべ橋を渡って草木ダム堰堤下の水の広場(駐車場あり)に到達します。
ドライブの場合は、水の広場に車を入れ、遊歩道となった足尾線旧線跡を下流側を目指して歩くのがもっとも手軽なプランです。
琴平トンネル | |
名称 | 琴平トンネル/ことひらとんねる |
所在地 | 群馬県みどり市東町神戸 |
関連HP | みどり市公式ホームページ |
電車・バスで | わたらせ渓谷鐵道神戸駅(かんべえき)から徒歩15分 |
ドライブで | 北関東自動車道太田藪塚ICから約31km |
駐車場 | 草木ダム堰堤下の水の広場駐車場を利用 |
問い合わせ | みどり市観光課 TEL:0277-76-1270 |
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