群馬県沼田市上発知町、迦葉山弥勒寺(かしょうざんみろくじ)、玉原湿原の入口、発知川沿いの塚の上に咲く一本桜が、上発知のシダレザクラ。4月中旬~4月下旬、残雪の武尊山(ほたかやま)を借景に、美しく花を咲かせます。根元には地蔵菩薩も祀られ、発知の地蔵桜とも呼ばれています。
桜の開花は畑仕事を始める目安に
山里に春を告げる桜で、南北21m、東西18m、樹高17m。
地元では畑仕事を始める目安となっている桜です。
樹齢は定かでありませんが、江戸時代後期、墓(当時は土葬)、塚などに植えられた5本のシダレザクラのうちの1本と伝えられ、エドヒガン(江戸彼岸)が変異したもの。
吉野家の祖先が苗を植え、吉野家が4代にわたって桜守りをしているので、少なくとも150年ほどの樹齢ということになります。
上発知のシダレザクラ周辺に駐車場はなく、農道にも路肩駐車はできないので、近くの「玉原山荘」に宿泊するなど、マナーを守って観賞を。
南に3kmほど走った中発知には、発知のヒガンザクラもあるのであわせて観賞を。
上発知のシダレザクラ | |
名称 | 上発知のシダレザクラ/かみほっちのしだれざくら |
所在地 | 群馬県沼田市上発知町646 |
関連HP | 沼田市公式ホームページ |
電車・バスで | JR沼田駅から関越交通バスで44分、坂口下車、徒歩7分 |
ドライブで | 関越自動車道沼田ICから約10km |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 沼田市観光交流課 TEL:0278-23-2111/FAX:0278-24-5179 |
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