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日本三大八幡宮とは!?

日本三大八幡宮

欽明天皇32年(571年)に初めて宇佐の地に示顕したと伝わる八幡神は、応神天皇(誉田別命/ほんだわけのみこと)の神霊とされます。というわけで、八幡宮の総本社は宇佐神宮(大分県宇佐市)。宇佐神宮と、石清水八幡宮(京都府八幡市)、筥崎宮(福岡県福岡市)、または鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)が日本三大八幡宮です。

仏教的神号は、八幡大菩薩

全国に4万4000社あるといわれる八幡宮・八幡社。
奈良時代の天応元年(781年)、朝廷は宇佐神宮に鎮護国家・仏教守護の神として八幡大菩薩(はちまんだいぼさつ)の神号を贈っています。
奈良時代から神仏習合が進み、全国の寺の鎮守として八幡大菩薩(八幡神)が勧請されるようになり、八幡大菩薩(八幡神)が全国に広まっていったのです。
清和源氏は八幡大菩薩(八幡神)を氏神として崇敬し、日本全国各地に勧請しています。
源頼朝が鎌倉に幕府を開くと、石清水八幡宮から八幡大菩薩(八幡神)を鎌倉へ迎えて鶴岡八幡宮を建立、御家人もこれに倣って領地に八幡宮を創建したのです。
明治初年の神仏分離、廃仏毀釈で、仏教的神号の八幡大菩薩は明治政府によって禁止され、宇佐八幡宮や石清水八幡宮で行なわれていた仏教的な『放生会』(ほうじょうえ=捕獲した魚などを放つ行事)は、『石清水祭』などと名前を変えて行なわれています。

宇佐神宮

所在地:大分県宇佐市大字南宇佐2859
創建:神亀2年(725年)
祭神:八幡大神 (はちまんおおかみ)=誉田別尊(応神天皇)、比売大神 (ひめのおおかみ)=宗像三女神(多岐津姫命・市杵島姫命・多紀理姫命)、神功皇后 (じんぐうこうごう)
社格:式内社(名神大3社)、豊前国一之宮
備考:明治初年の神仏分離以前は宇佐八幡宮弥勒寺

宇佐神宮

全国に広がる4万社あまりの八幡宮の総本社が、大分県宇佐市に鎮座する宇佐神宮(うさじんぐう)。別名は宇佐八幡宮で、石清水八幡宮・筥崎宮(または鶴岡八幡宮)とともに日本三大八幡宮のひとつに数えられ、豊前国の一之宮にもなっています。明治初年の神仏

石清水八幡宮

所在地:京都府八幡市八幡30
創建:貞観2年(860年)
祭神:誉田別命 (ほんだわけのみこと)=応神天皇、比咩大神 (ひめおおかみ)=宗像三女神(多岐津姫命・市杵島姫命・多紀理姫命)、息長帯姫命 (おきながたらしひめのみこと)=神功皇后
社格:神宮(伊勢神宮)とともに天皇家の二所宗廟(にしょそうびょう)
備考:明治初年の神仏分離まで、石清水八幡宮護国寺(神号は八幡大菩薩)

石清水八幡宮

貞観2年(860年)創建の古社で、京都府八幡市の木津・宇治・桂の三川の合流点を眼下にする男山の山頂に鎮座し、大分の宇佐神宮(宇佐八幡宮)、福岡の筥崎宮とともに日本三大八幡宮(鎌倉・鶴岡八幡宮を加える場合も)に数えられるのが石清水八幡宮。平将

筥崎宮

所在地:福岡県東区箱崎1-22-1
創建:延喜21年(921年)
祭神:応神天皇、神功皇后、玉依姫命(たまよりひめのみこと)
社格:式内社(名神大社)、筑前国一之宮
備考:元寇の際に亀山上皇が「敵国降伏」を祈願
『放生会』(ほうじょうや)は博多三大祭り

筥崎宮

宇佐神宮、石清水八幡宮とともに日本三大八幡宮のひとつに数えられる福岡市に鎮座する古社が筥崎宮(はこざきぐう)。平安時代初期の延喜21年(921年)、醍醐天皇が神託により大陸・玄海灘に面した地に、国家鎮護のため壮麗な社殿を建立。延長元年(92

鶴岡八幡宮

所在地:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
創建:康平6年(1063年)/石清水八幡宮護国寺から分霊を勧請して創建
祭神:応神天皇、比売神 (ひめがみ)、神功皇后
備考:源頼朝の鎌倉都市計画の中心で、海岸から参道が一直線に伸びる
鎌倉武士の守護神

鶴岡八幡宮

鎌倉幕府を開いた源頼朝が創建した由緒ある古社が鶴岡八幡宮。もとは康平6年(1063年)、相模守となった源頼義が、材木座に京の石清水八幡宮を勧進したのが始まり。その後、鎌倉に居を構えた頼朝が治承4年(1180年)10月12日に現在地に若宮を建

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