箱根大文字焼|箱根町

箱根大文字焼

毎年8月16日19:30〜、神奈川県箱根町で『箱根大文字焼』が行なわれます。大正10年に、観光や避暑客の慰安のため盂蘭盆(うらぼん)の送り火として行なわれたという伝統行事で、箱根外輪山の一峰、標高924mの明星ヶ岳の山腹につくられた大の文字に19:30に点火され、点火と同時に花火が打ち上げられます。

大文字焼きと仕掛け花火がコラボ!

箱根大文字焼
1.5m間隔に並べた篠竹に点火

大の字の一画目の横線の長さは108m、太さ7.2mという巨大な大文字が夜空に浮かび、強羅で夏を過ごす避暑客を慰め、同時に地元の旧盆の送り火を兼ねて今年も盛大に行なわれます。

大正9年、皇太子時代の昭和天皇が強羅に遊覧した際に、地元の青年有志が初めたのが始まり。
盂蘭盆の行事としての大正10年の開始時には、先祖供養として行なわれましたが、2年後に起きた関東大震災(箱根では登山鉄道が崩落など大きな被害を生みました)を機に、被災者の霊を慰める送り火の意味合いを持つようになったのだとか。

直径約30cmの乾燥させた箱根女竹(篠竹)の束を350束使い、1.5m間隔に篠竹を並べ、宮城野青年会によって「大」の字が作られます(6月頃から毎週日曜に準備を進めます)。
点火作業には80人ほどの人手が必要なので、宮城野地区外の箱根町の若い人たちにも手伝い80人ほどが1人で3本~4本の松明を担当。
斜度40度という急斜面に並んだ篠竹に点火した後にも、飛び散った火の粉が周囲の雑木林に燃え広がらないように注意を図るなどの苦労が待ち構えています。

そんな宮城野青年会の尽力で大文字に点火すると、同時にスターマインやナイアガラなど約2000発の花火が打ち上げられます。
担当するのはその実力で知られる石川県の北陸火工、地元(神奈川県厚木市)のファイアート神奈川です。
強羅温泉全域でご観覧が可能。

8月16日15:00~強羅駅前広場にて湯立獅子舞(箱根宮城野獅子舞保存会)、15:30~強羅駅前広場にて先祖供養・東日本大震災慰霊法要(大雄山最乗寺の導師による/一般の回向も可能)、16:30~お祭りビアガーデンオープン、17:50~LIVEステージ、19:30~大文字焼点火・納涼華火大会、20:30~スペシャルLIVEステージ、22:00~宮城野青年会入場・表彰、22:10終了。
見物場所は強羅公園周辺、早雲山駅前など。

当日は会場周辺で交通規制が実施されます(18:00~21:00)。
駐車場の台数が少ないので、強羅温泉での宿泊者以外は公共交通機関の利用がおすすめです。
荒天時は大文字焼のみ翌日に延期となります(花火は中止)。

箱根大文字焼|箱根町
開催日時 毎年8月16日19:30〜
関連HP 箱根強羅観光協会公式ホームページ
問い合わせ 箱根強羅観光協会 TEL:0460-82-2300
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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