取材班が選んだ珍地名(3)白人小学校&天使突抜

取材班が選んだ珍地名のパート3です。なんと北海道の十勝地方には白人小学校が。「以前は、白人市場もありましたよ」とは、ホリデーインホテル十勝川の小林支配人の話。

(5)白人小学校

白人小学校/北海道中川郡幕別町札内青葉町

幕別町立白人小学校、白人公園、白人川、白人神社、JOMO「白人ステーション」、そして以前にはなんと!白人市場まであったという幕別町。幕別町は帯広市近郊の町で、パークゴルフ発祥の地として道内では知られています。幕末には中川郡白人村、明治39年の町村合併で幕別村大字白人村となりました。昭和19年に行政的な地名が消えましたが、学校や公園などに白人という名が残されています。さてさて、白人と書いて「ちろっと」と読みます。東京のプレスでは北海道にもっとも精通していると自他ともに認めるプレスマンユニオン(ニッポン旅マガジン取材班)ですが、難読アイヌ語のベスト10に入るような地名です。ちなみに「ちろっと」は、チル・オッ・トゥ((cir-ot-to=鳥の・多くいる・沼)というアイヌ語に由来しています。

白人小学校
白人小学校
 

(6)天使突抜

天使突抜(てんしつきぬけ)/京都府京都市下京区

秀吉は九州平定後、聚楽第を建て、1586(天正14)年、京の町の活性化のために、上京から下京まで一本大きな通りを造成しようと試みます。その道の途中にあったのが由緒ある五條天神社(当初の名前は天使の宮)。秀吉は道を境内に無理やり通してしまったために、「天使様を突き抜けてまで道をつくった」と京の人は秀吉を揶揄するために天使突抜と名付けたのです。

 

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