掬星台

長崎市(稲佐山)、函館市(函館山)と並ぶ三大夜景スポットのひとつが神戸市の摩耶山(まやさん)。六甲山の一角を占める摩耶山は標高702mの山。山頂は原生林に覆われていますがその直下にある掬星台(きくせいだい)は、大阪湾沿岸から阪神地区を一望にする大パノラマ。「1000万ドルの夜景」と呼ばれるのは、実はここからの眺めです。

摩耶ロープウェー星の駅目の前にある展望台が「1000万ドルの夜景」

掬星台からの展望図

その名の由来は煌めく星や夜景が文字通り「手で掬(すく)える」ほどだから。
紫外線を蓄え夜ともなると光を放つ蓄光石(マヤストーン)が埋め込まれたきらきら小径(全長40m)も整備され、足下にさそり座やオリオン座が輝く仕組み。

摩耶ロープウェーの星の駅の駅前にあり、星の駅では蓄光石(マヤストーン)を販売もしています。

奥摩耶ドライブウェイを利用の場合は、天上寺駐車場から歩くことになるので「まやビューライン」(摩耶ケーブルと摩耶ロープウェー)で到達するのがおすすめです。

掬星台
名称掬星台/きくせいだい
所在地兵庫県神戸市灘区摩耶山町
関連HPまやビューライン公式ホームページ
電車・バスで地下鉄三宮駅前から神戸市バス摩耶ケーブル下方面行きで18分、摩耶ケーブル下下車
ドライブで阪神高速道路神戸線摩耶ランプから約2.8kmで摩耶ケーブル駅。市営天上寺駐車場へは阪神高速道路神戸線摩耶ランプから約17km
駐車場市営天上寺駐車場(40台/有料)
問い合わせまやビューライン星の駅 TEL:078‐861‐2998
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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