創建年代は定かでありませんが少なくとも平安時代の記録に残される古社が兵庫県西宮市にある西宮神社。全国に3500社あるという商売繁盛の神・福の神「えびす神」の総本社で「西宮のえべっさん」として親しまれています。1月9日〜11日の『十日戎』(とうかえびす)には、例年100万人の人出があります。
『十日戎』の「商売繁盛、笹もって来い」の掛け声は有名
三連春日造の本殿(徳川家綱の寄進)は、戦前は国宝でしたが、残念ながら昭和20年の戦火で焼失。
昭和36年に往時のままに復元されています。
1604(慶長9)年、豊臣秀頼が寄進の表大門は桃山・室町時代の遺構をとどめ国の重要文化財に指定されています。
室町時代初期再建の大練塀は、全長247m、現存する日本最古の築地塀で熱田神宮の信長塀、三十三間堂の太閤塀とともに「日本三練塀」の一つに数えられています。
毎年1月の十日えびすには宵戎(1月9日)、十日戎(1月10日)、残り戎(1月11日)の3日間を通じて「商売繁盛、笹もって来い」の掛け声とともに多くの人出で賑わいわみせます。
大マグロの奉納、有馬温泉献湯式、『十日戎開門神事福男選び』などが行なわれます。
福笹、鯛みくじは正月、十日えびすの期間だけ授与。
京都ゑびす神社(京都市)、今宮戎神社(大阪市)とともに「日本三大えびす」にも数えられています。
福男選び『開門神事』
1月10日6:00開門で、その年の福男を競う『十日戎開門神事福男選び』は、ニュースなどで必ず放映される風物詩。
6:00の表大門開門と同時に230m先の本殿を目指して駆け出すもの。
3着までにゴールした人(待ち構える神主に抱きつくことが条件)が、その年の福男となる決まりです。
先着5000名の参拝者には「開門神事参拝之証」が授与されています。
6:00の表大門開門と同時に230m先の本殿を目指して駆け出すもの。
3着までにゴールした人(待ち構える神主に抱きつくことが条件)が、その年の福男となる決まりです。
先着5000名の参拝者には「開門神事参拝之証」が授与されています。
西宮神社 | |
名称 | 西宮神社/にしのみやじんじゃ Nishinomiya-jinja Shrine |
所在地 | 兵庫県西宮市社家町1-17 |
関連HP | 西宮神社公式ホームページ |
電車・バスで | 阪神本線西宮駅から徒歩5分 |
ドライブで | 阪神高速3号神戸線西宮出口から約600m |
駐車場 | 100台/無料 |
問い合わせ | 西宮神社 TEL:0798-33-0321/FAX:0798-33-5355 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag