西宮神社・大練塀

西宮神社・大練塀

兵庫県西宮市にある全国3500社のえびす神社の総本社とされるのが、西宮神社。「西宮のえべっさん」の表大門(赤門)は、桃山建築の遺構で、その両脇に全長247mにわたって続く大練塀(土塀)とともに国の重要文化財に指定されています。とくに大練塀は、日本三大土塀にも数えられています。

室町時代に築かれた土塀が現存!

西宮神社・大練塀

大練塀は、神社境内の東側から南側にかけて、4m単位の築地塀を62ブロック連続して構築したもの。
土を突き固めて積み上げていく古来の版築工法でできており、令和2年〜令和3年に修築されています。


昭和25年の大練塀大修理の際、築土の中から宗銭3枚、元銭1枚が発見され、これによって室町時代に建造されたものと推測されています。

大練塀は、名古屋・熱田神宮の信長塀、京都・三十三間堂の太閤塀とともに日本三大土塀に数えられています。

ちなみに赤門と通称される表大門は、『十日えびす』の神事「福男選び」のスタート地点でも有名です。

西宮神社・大練塀
名称 西宮神社・大練塀/にしのみやじんじゃ・おおねりべい
所在地 兵庫県西宮市社家町1-17
関連HP 西宮神社公式ホームページ
電車・バスで 阪神本線西宮駅から徒歩5分
ドライブで 阪神高速3号神戸線西宮出口から約600m
駐車場 100台/無料
問い合わせ 西宮神社 TEL:0798-33-0321/FAX:0798-33-5355
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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