西国三十三観音霊場の第24番札所で、聖徳太子の創建と伝わる古刹が兵庫県宝塚市の大本山中山寺。御本尊は十一面観世音菩薩(平安初期)で、インドの勝鬘夫人(しょうまんぶにん)の姿を写した三国伝来の尊像。安産・子授けにご利益ありと全国から多くの参詣者が訪れています。本尊は毎月18日に開扉されています。
毎月の戌(いぬ)の日は、安産祈祷会を実施
寺伝によれば日本最初の観音霊場ということになり、中世には皇室、源頼朝など武将による尊崇も受けています。
豊臣秀吉が祈願して豊臣秀頼を授かったとされるほか、中山一位局が明治天皇を出産する時に、安産祈願して無事出産したことから、安産祈願の寺としても知られています。
毎月の戌(いぬ)の日は、安産祈祷会が行なわれています。
伽藍は度重なる兵火によって焼失し、現存する本堂などの伽藍は豊臣秀頼が片桐且元(かたぎりかつもと)に命じて再建したもの。
カヤの木から彫り出された本尊の十一面観音菩薩立像はじめ薬師如来坐像、聖徳太子坐像が国の重要文化財に指定。
毎年8月9日の夜には西国三十三所の観音様が星に乗って中山寺本堂に集まるとされ、『星下り大会式』が行なわれ、祭りのクライマックスは夜の梵天奉幣です。
また、中山寺境内の奥には回遊式梅林の中山観音公園があり、1000本の梅が植栽されています。
西国三十三所霊場間の距離・時間
23番・応頂山勝尾寺(大阪府箕面市勝尾寺) — (22km/50分) — 24番・紫雲山中山寺(兵庫県宝塚市中山寺2-11-1) — (45km/55分) — 25番・御嶽山播州清水寺(兵庫県加東市平木1194)
※距離と時間はルートや交通状況により変動するため、およその目安です
中山寺 | |
名称 | 中山寺/なかやまでら |
所在地 | 兵庫県宝塚市中山寺2-11-1 |
関連HP | 中山寺公式ホームページ |
電車・バスで | 阪急宝塚線中山駅から徒歩3分 |
ドライブで | 中国自動車道宝塚ICから約2.7km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 中山寺 TEL:0797-87-0024/FAX:0797-87-9877 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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