姫路市埋蔵文化財センター

兵庫県姫路市四郷町、姫路市内の遺跡から発見された出土品を展示公開する施設が、姫路市埋蔵文化財センター。姫路市は国宝・姫路城を中心に、近世の城下町があるだけでなく、古代には播磨国の中心地で、壇場山古墳（全長143mの前方後円墳）や播磨国庁跡、播磨国分寺跡などの遺跡が発見されています。

姫路市内の遺跡から発見された出土品を展示公開

古代の播磨国の国府は、兵庫県姫路市総社本町の姫路郵便局一帯にある本町遺跡だと推測され、御国野町には播磨国分寺跡、播磨国分尼寺跡があります。
姫路市内には現在1200ヶ所もの遺跡が発見されており、画文帯神獣鏡、垂飾付耳飾や初期須恵器など渡来系遺物が発見された宮山古墳（直径30mの大型円墳）に隣接した地に、姫路市埋蔵文化財センターが建っています。

出土品の泥を落とす水洗室、金属器保存処理室、木器保存処理室、一般収蔵庫、特別収蔵庫、記録保管庫、図面保管庫などのほか、市内の遺跡の発掘調査で出土した遺物を展示する展示室も備え、見学が可能。

企画展も随時開催される他、発掘場所での現地説明会も主催。