大阪府豊能郡豊能町(とよのちょう)吉川にある能勢電鉄妙見線の駅が、妙見口駅。日蓮宗の能勢妙見山(能勢妙見堂)への登山口として大正12年11月3日、能勢電気軌道の妙見駅として延伸開業。妙見の森ケーブル黒川駅へは、徒歩だと20分ほど必要で、路線バス(阪急バス)も運行されています。
能勢電鉄妙見線の終着駅で、能勢妙見山の登山口
能勢電鉄自体が能勢妙見山(能勢妙見堂)の参詣客輸送と、沿線の三白(酒、米、寒天)・三黒(黒牛、栗、炭)輸送を目的に、大正2年4月13日、能勢口(現・川西能勢口) 〜一の鳥居間が開業したことがルーツとなる線。
そのため、妙見口駅が能勢電鉄妙見線の終着駅となっています。
ケーブルカーの黒川駅までは少し離れているため、黒川駅まで延伸する計画もありましたが、実現していません。
山陰本線亀岡駅と妙見駅を結ぶ摂丹鉄道(ナローゲージの軽便鉄道)も、太田雪松による陰陽連絡線計画として出願されていましたが、こちらも大正8年に断念されています。
阪急電鉄が資本参加し、全車両が阪急電鉄から譲渡された車両。
山下駅で分岐する日生線の日生中央の方が輸送客が多いため、現在では特急「日生エクスプレス」が運転されるなど、日生線へのルートがメインとなっているため、阪急梅田方面からのアクセスの場合は特急「日生エクスプレス」を利用し、山下で乗り換えるのが便利(妙見線の電車は、阪急への乗り入れはありません)。
現在の妙見口駅駅舎は、昭和31年9月15日改築のもの。
能勢電鉄、妙見の森ケーブル、妙見の森リフトの1日フリー乗車券「のせでん妙見の森フリーパス」も発売(阪急電車、大阪モノレールとも組み合わせが可能で、 京都河原町駅、梅田駅、神戸三宮駅などでも発売)。
妙見口駅 | |
名称 | 妙見口駅/みょうけんぐちえき |
所在地 | 大阪府豊能郡豊能町吉川 |
関連HP | 能勢電鉄公式ホームページ |
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