三木鉄道記念公園

兵庫県三木市福井、旧三木鉄道三木駅の駅舎を保存し、一帯を公園化したのが、三木鉄道記念公園。三木鉄道三木線（厄神駅〜三木駅／6.6km）は、平成20年4月1日に廃止されていますが、大正6年1月23日の開業時（開業時は播州鉄道）のレトロな駅舎がそのままに現存しています。

大正6年の開業当時の三木駅が現存

三木駅は、大正6年1月23日、播州鉄道の別所駅〜三木駅間の開通で開業した歴史ある駅で、大正12年12月21日に播丹鉄道に、さらに昭和18年6月1日、播丹鉄道の国有化により鉄道省三木線の駅となりましたが、昭和60年4月1日、分割民営化により三木鉄道の駅となったもの（三木鉄道で唯一の直営駅）。

旧三木駅舎は15mほど曳屋してリノベーション、木鉄道存在時に使用されていた物品・写真を展示するミュージアム「三木鉄道ふれあい館」として転用されています。

三木鉄道の廃線跡には4.8kmの遊歩道「別所ゆめ街道」が整備され、かつての三木駅のプラットホーム部分はゲートボール場・グラウンドゴルフ場のある多目的広場に、車庫跡は農産物直売所・地元産食材を使った食事処の入る「MIKI夢ステーション」になっています。

三木鉄道記念公園内にある多目的広場に沿って、200mほど残された路線には、三木鉄道の車両を模したサイクルトロッコを設置（単線で折り返し運転、乗車定員4名）。
これが三木鉄道サイクルトロッコで、毎週土曜・日曜に無料で乗車できます（往復で10分ほど、申込順の利用で、待ち時間のある場合も／申込書は、「三木鉄道ふれあい館」に設置）。
サイクルトロッコ利用者には、三木鉄道制帽の貸し出しも実施され、記念撮影に絶好です。

三木駅を称してはいますが、三木市の中心部は神戸電鉄粟生線・三木駅近くで、中心部からは少し離れているので注意が必要（三木駅からは徒歩で10分ほどかかります）。

別所ゆめ街道（三木鉄道跡地遊歩道）

兵庫県三木市、平成20年4月1日に廃止された三木鉄道三木線（厄神駅〜三木駅／6.6km）の三木駅〜下石野駅間4.8kmを遊歩道に転用したのが、別所ゆめ街道（三木鉄道跡地遊歩道）。途中駅の別所駅、石野駅の駅跡は、それぞれ駅舎を活かした休憩施設