兵庫県神戸市長田区高取山町、高取山(標高328.8m)の山頂近くに鎮座するのが高取神社奥宮の金高神社(かねたかじんじゃ)。高取山には天平年間に行基が兵庫津築港と周辺開拓の際、守護する神として豊受姫命(とようけひめのみこと)を祀ったとされ、海上からも目印となった独立峰です。金高神社には天空の鳥居と称される鳥居も立っています。
「神戸らしい眺望景観10選」選定の絶景の地
高取神社には神功皇后が三韓遠征から帰途につく際、高取山を神奈備の霊地と定め武甕槌尊(たけみかづちのみこと=鹿島神)を祀ったのが始まりともされる古社です。
豊受姫命は俗に高取稲荷大神とも称され、全国に分霊が勧請されています。
山麓にある標石(しるべいし)にも「右かねたか・左おたき」とあり、古くから金高神社、そして「おたき」と呼ばれた高神滝が霊地とされていたことがよくわかります。
高取山山頂、金高神社(高取神社奥宮)からは神戸市街、神戸港を眼下にし、鳥居はまさに天空の鳥居です。
快晴なら大阪湾はもとより、遠く紀伊半島の大峰山(弥山)まで視認できます。
保久良神社、掬星台、ポーアイしおさい公園、ビーナステラス、会下山公園、光山寺、須磨浦山上遊園回転展望閣、アジュール舞子、雌岡山とともに「神戸らしい眺望景観10選」にも選定されています。
高取山・金高神社 | |
名称 | 高取山・金高神社/たかとりやま・かねたかじんじゃ |
所在地 | 兵庫県神戸市長田区高取山町103-2 |
電車・バスで | JR神戸駅から神戸市営バスで29分、鷹取団地前下車、徒歩45分 |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 高取神社社務所 TEL:078-611-5925 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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