2024年8月1日(木)~8月7日(水)、青森県弘前市で『弘前ねぷたまつり』が開催。三国志や水滸伝などの武者絵を題材とした大小約80台の勇壮華麗な「ねぷた」(弘前ではねぷたと呼びます)が、城下町弘前を練り歩きます。国の重要無形民俗文化財に指定され、環境省の「残したい日本の音風景100選」にも選定。
江戸時代に始まった歴史ある行事
夏の農作業の妨げとなる眠気や怠け心などを流す、「眠り流し」という農民行事から生まれ、またねぷたの語源も、この「眠り流し」から「ねむたながし」、「ねむた」、「ねぷた」と転訛したのではないかといわれています。
弘前ねぷたには扇ねぷた(扇型)と組ねぷた(人形型)があり、総数約80台の県内最多のねぷたが運行されます。
かけ声とともに、太鼓・笛・鉦で構成されるねぷ囃子は、ねぷたに魂を与え、見る人々の血を奮い立たせます。
先陣を行く「津軽剛情っ張り大太鼓」は、負けず嫌いだったという3代藩主・津軽信義(つがるのぶよし)が作らせたのが創始と伝えられています。
最終日の8月7日の19:30〜、岩木川沿いの土手を十数台の本ねぷたが運行する「ねぷた流し」や、ねぷたを炎で清め送る『なぬかびおくり』も予定されています。
8月1日~8月4日=19:00~土手町コース(交通規制:18:30~22:00頃)
8月5日~8月6日=19:00~駅前コース(交通規制:18:30~22:00頃)
8月7日(なぬか日)=10:00~土手町午前コース(交通規制:9:30~11:30頃)、17:00~20:30岩木川河川敷(茜橋周辺)で『なぬかびおくり』/雨天中止
弘前ねぷたまつり合同運行は雨天決行です。
警報・注意報(大雨、暴風、雷)発令時には、17:00に最終判断を行ない、運行するかどうかを決定。
有料観覧席、特別有料観覧席も用意(17:30開場)。
弘前の歴史に表れるのは、享保7年(1722年)の藩日記『御国日記』に、5代藩主・ 津軽信寿(つがるのぶひさ)が紺屋町の織座で「袮むた」を高覧したという記録が最初。
国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
弘前鉄道大鰐線には夏の風物詩『金魚ねぷた列車』も運行。
弘前ねぷたまつり|弘前市 | |
開催日時 | 2024年8月1日(木)~8月7日(水)/毎年同日 |
所在地 | 青森県弘前市 |
場所 | 土手町コース、駅前コース |
関連HP | 弘前観光コンベンション協会公式ホームページ |
電車・バスで | 土手町コース=弘南鉄道大鰐線中央弘前駅からすぐ、駅前コース=弘南鉄道弘南線弘前駅からすぐ |
ドライブで | 東北自動車道大鰐弘前ICから約9km(周辺は交通規制が実施されるため注意を) |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 弘前市立観光館 TEL:0172-37-5501 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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