浄土寺奥の院(浄土寺奥の院展望台)

浄土寺奥の院(浄土寺奥の院展望台)

広島県尾道市にある真言宗泉涌寺派大本山、浄土寺。境内の本堂、多宝塔が国宝であることで知られていますが、実はその背後の浄土寺山(標高178.5m)は、巨石が累々とする場所もあり、真言密教の修験の地で、山頂近くに浄土寺・奥の院が建っています。山麓にある本堂脇から遊歩道をたどるか、山麓から山頂へ通じる細い車道を利用。

浄土寺山の山頂直下、絶景の地に建つ

本堂脇から山上へと通じるハイキングコースのような参道(観音のこみち)横には、かつての修験の名残の鎖場(巨岩を鎖でよじ登る鎖岩が3ヶ所あります)も用意されています(四国の石鎚蔵王権現を勧請し、石鎚山の鎖場を模したもの)。
もちろん、一般の参道はこの鎖場を迂回できる道で、つづら折りに山上を目指します。
途中の巨岩・不動岩には不動明王が刻まれ、岩の上が展望台になっています(穴場の展望台で、尾道随一のビュースポットです)。

さらに奥の院の山頂寄りには、立派な浄土寺山展望台もありますが、奥の院からの眺めも展望台に負けず劣らず。
向島と尾道市街を隔てる尾道水道を南側から一望する絶好の場所に位置しています。
尾道に数ある寺院の屋根を数えることができるビュースポットで、日没や夜景時にわざわざ訪れる人も。

浄土寺奥の院(浄土寺奥の院展望台)
名称 浄土寺奥の院(浄土寺奥の院展望台)/じょうどじおくのいん(じょうどじおくのいんてんぼうだい)
所在地 広島県尾道市尾崎町
電車・バスで JR尾道駅から尾道市営バス東尾道駅行きで15分、浄土寺下下車、徒歩30分
ドライブで 山陽自動車道尾道ICから約8km
駐車場 浄土寺駐車場(15台)を利用し徒歩30分。または、浄土寺山駐車場(2台/無料、幅員が狭いので普通車以上は利用不可)
問い合わせ 尾道市観光課 TEL:0848‐38‐9184
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
浄土寺

浄土寺

推古天皇24年(616年)、聖徳太子が開いたとも伝えられる広島県尾道市屈指の古刹が浄土寺。建武3年(1336年)2月、足利尊氏(あしかがたかうじ)は、九州に落ち延びる途中戦勝祈願に立ち寄り、勝利再起した後にその庇護を受けて栄えました。江戸時

浄土山・不動岩展望台

浄土寺山・不動岩展望台

広島県尾道市には尾道水道を見渡す数多くの展望台がありますが、なかでも知る人ぞ知る展望台で、しかも随一の絶景とスリルを味わえるのが浄土寺山にある不動岩展望台。山麓から浄土寺山を眺めると山中に大きな岩があることに気がつきます。これが不動明王岩。

浄土寺山展望台

浄土寺山展望台

広島県尾道市街の東、尾道水道に迫るようにそびえる標高178.5mの山が浄土寺山。瀬戸内海交易の拠点だった尾道は、その財力を背景に真言宗などの寺も繁栄し、浄土寺山(瑠璃山)、西國寺山(愛宕山)、千光寺山(大宝山)を尾道三山と呼んで霊山としてい

 

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