浄土寺山・不動岩展望台

浄土山・不動岩展望台

広島県尾道市には尾道水道を見渡す数多くの展望台がありますが、なかでも知る人ぞ知る展望台で、しかも随一の絶景とスリルを味わえるのが浄土寺山にある不動岩展望台。山麓から浄土寺山を眺めると山中に大きな岩があることに気がつきます。これが不動明王岩。岩の側面に不動明王像が彫られているのがその名の由来です。

尾道水道一望の尾道随一の絶景を得る

浄土山・不動岩展望台

浄土寺本堂と奥の院を結ぶ山道(参道=「観音のこみち」)の途中にあるため、地元の人でもここを知る人は少ないという穴場。
しかも途中には四国・石鎚山を模して掛けられたという巨岩を鎖でよじ登る鎖岩もありますが、参道は脇を抜けているので、岩登りの得意でない人は通常の参道でアプローチを。
石鎚蔵王大権現(いしづちざおうだいごんげん)の信仰が尾道でも興隆していたことがよくわかります。
浄土寺は真言宗であることから、浄土寺山の巨岩群は、真言密教らしい修験の行場となっているのです。
同じ尾道では、千光寺山にもくさり山があり、やはり石鎚山を模した鎖場になっています。
千光寺のくさり山に祀られる石鎚蔵王大権現は、実はこの浄土寺山の石鎚蔵王大権現を遥拝するかたちになっているのだとか。

奥の院に通じる「観音のこみち」には33体の地蔵が並び、迷うことはありません。
途中には魔崖仏もあるので飽きることもなく不動岩に到達できます。

不動岩展望台は、大林宣彦監督の「新・尾道三部作」の第1作となる映画『ふたり』(平成3年)のロケ地にもなっています。
北尾実加(石田ひかり)と神永智也(尾美としのり)が別れるシーンはここで撮影されていますが、当時は安全柵などもないのでスリル満点のシーンが撮影されています。

浄土寺山の中腹ながら、尾道水道へと迫り出した巨岩の上という立地から、スリルと絶景が得られるのです。

ここから、山上に位置する浄土寺奥の院、浄土寺展望台へは徒歩10分。
浄土寺展望台の駐車場に車を入れ、山を下って不動岩展望台に至るというプランが実はお手軽ですが、感動が大幅に薄れるのでなるべくなら、汗をかいて「観音のこみち」の登拝を。

夜景を見るためにわざわざ不動岩展望台を訪れる人もいますが、その場合は浄土寺展望台の駐車場から徒歩で(10分ほど)。
日没前に到達し、夕日と夜景を眺め、懐中電灯で戻ることが無難です。

名称 浄土寺山・不動岩展望台/じょうどじさん・ふどういわてんぼうだい
所在地 広島県尾道市尾崎町
電車・バスで JR尾道駅から尾道市営バス東尾道駅行きで15分、浄土寺下下車、徒歩25分
ドライブで 山陽自動車道尾道ICから約8km
駐車場 浄土寺駐車場(15台)を利用し徒歩25分。または、浄土寺山駐車場(2台/無料、幅員が狭いので普通車以上は利用不可)
問い合わせ 尾道市観光課 TEL:0848‐38‐9184
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
浄土寺

浄土寺

推古天皇24年(616年)、聖徳太子が開いたとも伝えられる広島県尾道市屈指の古刹が浄土寺。建武3年(1336年)2月、足利尊氏(あしかがたかうじ)は、九州に落ち延びる途中戦勝祈願に立ち寄り、勝利再起した後にその庇護を受けて栄えました。江戸時

浄土寺奥の院(浄土寺奥の院展望台)

浄土寺奥の院(浄土寺奥の院展望台)

広島県尾道市にある真言宗泉涌寺派大本山、浄土寺。境内の本堂、多宝塔が国宝であることで知られていますが、実はその背後の浄土寺山(標高178.5m)は、巨石が累々とする場所もあり、真言密教の修験の地で、山頂近くに浄土寺・奥の院が建っています。山

浄土寺山展望台

浄土寺山展望台

広島県尾道市街の東、尾道水道に迫るようにそびえる標高178.5mの山が浄土寺山。瀬戸内海交易の拠点だった尾道は、その財力を背景に真言宗などの寺も繁栄し、浄土寺山(瑠璃山)、西國寺山(愛宕山)、千光寺山(大宝山)を尾道三山と呼んで霊山としてい

 

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