広島県尾道市瀬戸田町、生口島(いくちしま)の南部、大三島とを結ぶ多々羅大橋のたもとにあるのが、レモン谷。島全体がレモン畑の感のある生口島のシンボル的な場所で、しまなみ海道サイクリング途中の絶好の立ち寄りスポットにもなっています。多々羅大橋を借景にレモンの木で記念撮影も可能。
レモン谷を訪れるなら秋から春、サイクリングで
島を周回する国道317号沿いにレモン谷の看板がありますが、「125cc以下の2輪・自転車及びタンデム車を除く」の交通標識があり、車でレモン栽培地へとは入ることができません。
広島県のレモン栽培は、広島県豊田郡大長村(現・広島県呉市豊町大長)が、明治31年に和歌山県からネーブルの苗木を購入。
その際に偶然レモンの苗木3本が混入し、それを試植したのが始まり。
明治末期から大正初期にかけてレモンの価格が高騰し、昭和3年には瀬戸田でも営農としてのレモン栽培が広がっていきました。
垂水地区の一帯を中心に、レモンブームを巻き起こし、昭和38年には、生産量900tを誇る日本一のレモン産地となり、垂水地区の谷を「レモン谷」と呼ぶようになったのです。
しかも「瀬戸田レモン」は、香りの豊かさと、低農薬で栽培のエコレモン。
防腐剤やワックスを使用していない安心なレモンとして人気のレモンで、露地もののグリーンレモンは10月~12月頃に出荷、その後、イエローレモンが1月~5月頃、7月~10月はハウスレモンとなるので、レモンのなるレモン谷ひと目みようというなら、秋から春が最適。
レモン谷 | |
名称 | レモン谷/れもんたに |
所在地 | 広島県尾道市瀬戸田町垂水 |
ドライブで | 西瀬戸自動車道生口島南ICから約4km |
問い合わせ | 瀬戸田町観光案内所 TEL:0845-27-0051 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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