函館市青函連絡船記念館摩周丸

函館市青函連絡船記念館摩周丸

海峡の女王と称された「摩周丸」(2代目摩周丸)は、昭和40年から昭和63年までの23年間、青森〜函館間を3時間50分で結ぶ青函連絡船として就航していました。平成3年からはメモリアルシップとして函館港に係留され公開、平成15年4月に、リニューアルオープンし「函館市青函連絡船記念館摩周丸」として一般公開。

青函連絡船の廃止まで3万5493回運航

函館市青函連絡船記念館摩周丸
函館市青函連絡船記念館摩周丸

昭和63年3月13日の青函連絡船廃止の日まで運航した「摩周丸」を、実際の乗り場だった旧函館第二岸壁に係留保存したもの。

「摩周丸」は、旅客定員1200名、搭載車両48両の大型船として22年9ヶ月の就航期間に3万5493回運航し、その距離は約400万kmにも及びます。
ブリッジ(操舵室)・無線通信室は、当時のまま残り見学できます。

前部グリーン船室は展示室に改装され、実物部品、模型、船長の制服、航海日誌を展示するとともに、パネル・映像で青函連絡船の歴史やしくみを解説しています。

3階サロンの一角には喫茶コーナー「ニューサロン海峡」もあり、ロシアンティー(ローズジャムつき紅茶)、「摩周湖のあいす」、カレーライス(五島軒のレトルトカレー)などが味わえます。

館内の青函連絡船に関する資料および展示物などは、青森港に係留展示される「八甲田丸」と同様に経済産業省の近代化産業遺産「海峡をつなぎ人々や物資の往来を支え続けた鉄道連絡船の歩みを物語る近代化産業遺産群」に認定されています。

函館市青函連絡船記念館摩周丸
ブリッジ(操舵室)も見学可能

青函連絡船時代の摩周丸

昭和40年6月15日、三菱重工業神戸造船所で竣工。
昭和40年6月30日、国鉄青函連絡船として就航。
シンボルマークは「神秘の湖・摩周湖」。
昭和63年3月13日、青森15時00分発、函館18時50分着の5便で終航。
総トン数5363.3トン、全長132.0m、最大速力21.15ノット。旅客定員1200名。

函館市青函連絡船記念館摩周丸
名称 函館市青函連絡船記念館摩周丸/はこだてしせいかんれんらくせんきねんかんましゅうまる
Hakodate Seikan Renrakusen Memorial Museum Mashumaru
所在地 北海道函館市若松町12地先
関連HP 函館市青函連絡船記念館摩周丸公式ホームページ
電車・バスで JR函館駅から徒歩3分
ドライブで 函館空港から約9km
駐車場 函館市桟橋駐車場(36台/有料)
問い合わせ 函館市青函連絡船記念館摩周丸 TEL:0138-27-2500
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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