稚内公園

稚内公園

稚内市街西側の高台に広がる、47万平方メートルの広大な公園。公園の北端には、シンボル的存在の氷雪の門が立っています。高さ8mの門の間に、訴えるかのように立つ2.4mの女人像は、樺太(からふと)への望郷の念と、そこで亡くなった人の霊を慰めるために作られたもので、晴れた日には、肩越しに樺太の島影が見える絶景の地。

晴れた日には樺太(サハリン)まで眺望する絶景の地

稚内公園
稚内公園から眺めた稚内港、稚内市街、宗谷岬(大岬)方面

樺太真岡郡真岡町の真岡郵便局で自決した9人の電話交換手の慰霊碑「九人の乙女の碑」、タロとジロなど樺太犬の訓練地だったことを記念する南極観測樺太犬記念碑・樺太犬供養塔(ジロをモデルとしたブロンズ像)、無料休憩所「ゲストハウス氷雪」、5月中旬に開花するエゾヤマザクラなどが植えられた森林公園、展望台を備えた稚内市開基百年記念塔などが点在しています。

かつては稚内市営の稚内公園ロープウェイで、市街地から公園へと上ることができましたが、平成18年3月31日に廃止に。
現在は徒歩または車で到達することになります。
北門神社本堂の横から「短歌の道」という遊歩道が整備され、散歩気分で20分くらいで公園まで到達できます。

稚内市では「稚内公園氷雪の門コース」(JR稚内駅〜稚内公園〜JR稚内駅/所要1時間/5月~10月)、稚内公園百年記念塔コース(JR稚内駅〜開基百年記念塔〜JR稚内駅/所要2時間30分/5月~10月)というフットパスも用意しています。

ゲストハウス氷雪
売店なども営業する無料休憩所「ゲストハウス氷雪」
稚内市開基百年記念塔
丘の上に建つ稚内市開基百年記念塔
九人の乙女の碑
日本最北の夜景
「日本最北の夜景」を眺望
稚内公園
名称稚内公園/わっかないこうえん
Wakkanai Park
所在地北海道稚内市稚内村ヤムワッカナイ
関連HP稚内・利尻・礼文観光WEBサイト
電車・バスでJR稚内駅から徒歩30分
ドライブで稚内空港から約15km
駐車場氷雪の門駐車場(50台/無料)、開基百年記念塔駐車場(30台/無料)
問い合わせ稚内公園 TEL:0162-24-4019
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
南極観測樺太犬記念碑

南極観測樺太犬記念碑・樺太犬供養塔

昭和32年、日本が初めて南極観測に参加するにあたって、現地での物資輸送を目的に犬ぞり隊を編成することになり、派遣されたのが22頭の樺太犬。稚内周辺から集められた樺太犬40頭は、昭和31年3月20日から稚内公園頂上訓練所で8ヶ月間、厳しい訓練

開基百年記念塔・北方記念館

稚内市街の背後に聳える標高172.9mの丘の頂き近くに建つ展望塔が開基百年記念塔。地上70m(海抜240m)の位置にガラス張りの展望室があり、サロベツ原野、宗谷海峡、利尻・礼文、樺太(サハリン)の島影を眺めることができます。基部は充実の展示

九人の乙女の碑

稚内公園の樺太(サハリン)を眺める景勝の地に立つ慰霊碑。終戦直後の昭和20年8月20日、ソ連軍は樺太真岡郡真岡町に侵攻。真岡郵便電信局で、本州との電話連絡のため残留していた電話交換手(女性)12人のうちの、高石班長ら9人が青酸カリなどで自決

氷雪の門

稚内公園の樺太(サハリン)を眺める景勝の地に立つオブジェ。昭和38年に樺太島民慰霊碑として札幌出身の本郷新(ほんごうしん)彫刻の高さ2.4mの女性像(ブロンズ)が建立され、両側に高さ8mの望郷の門が守っている構図です。昭和43年8月20日に

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