宗谷岬南部に広がる丘陵地帯は、2万~1万年前に起こった地球最後の氷河期「ウルム氷河期」に氷河の周辺で、大地が溶けたり凍結したりを繰り返しながら生まれた波状丘陵。「宗谷丘陵の周氷河地形」として北海道遺産にも登録されています。丘の上には57基の風車が回る最北の風力発電施設があるほか、のどかな宗谷岬牧場が広がっています。
風車の根元には牛が放牧!
草原となった波状丘陵は1500haの宗谷岬牧場として宗谷黒牛やホルスタイン牛が放牧。
宗谷岬ウインドファームは、57基の風車で、稚内市の年間消費電力の6割相当になる5万7000 kWを発電(全量を北海道電力に売電)。
波状丘陵に巨大な風車が林立、その根元には牛が放牧という異色の風景が展開します。
宗谷丘陵に上がるには、宗谷岬突端から旧海軍望楼へと上る車道もありますが、宗谷中学近くから「宗谷周氷河ロード」という愛称が付いた道道889号上猿払清浜線に入れば途中には眺めのいい駐車場もあります(ダートですがその南側にある白い貝殻の道を上るプランも)。
また、ほとんど走る人はいませんが、道道889号上猿払清浜線で宗谷丘陵を縦断し、道道1077号稚内猿払線でオホーツク海側の猿払村・稚内市境界近くに出るプランもおすすめ(途中で宗谷岬にお立ち寄りを)。
稚内フットパスの宗谷丘陵コースもありますが、ショートコースは宗谷岬ウインドファーム付近を起点に5km所要2時間、ロングコースは、最北端をスタート地点として11km、所要4時間。
宗谷岬の背後の丘陵上には「宗谷丘陵展望休憩施設」としてゲストハウスアルメリアも営業、宗谷牛を味わうこともできます。
宗谷丘陵 | |
名称 | 宗谷丘陵/そうやきゅうりょう |
所在地 | 北海道稚内市宗谷岬 |
関連HP | 稚内観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 稚内空港から約20km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 稚内観光協会 TEL:0162-23-6161 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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