昭和14年12月12日、荒れ狂う吹雪のなか、旧ソ連の貨客船「インディギルカ号」が当時の宗谷村浜鬼志別(はまおにしべつ=現・猿払村浜鬼志別)沖合いで座礁。多数の死傷者を出すものの、村民により多くの人命が救助されています。700名以上の人名が失われたが、村民総出で429人を救出。昭和46年に慰霊碑が建立されています。
国境を越えた人間愛の証
「道の駅さるふつ公園」前の海岸の慰霊碑からは、快晴の日には遠く樺太(サハリン)を眺めることも。
遺体の送還を当時のソ連政府は拒んだのですが、近年の研究で乗船していたのは、金鉱があったシベリアのコルィマ鉱山などでスターリン時代に強制労働をさせられていた政治犯だったのではないかと推測されています。
救助された乗組員らは、12月23日に小樽港かららイリッチ号で離日、ウラジオストクへ向け帰国しています。
インディギルカ号遭難者慰霊碑 | |
名称 | インディギルカ号遭難者慰霊碑/いんでぃぎるかごうそうなんしゃいれいひ |
所在地 | 北海道宗谷郡猿払村浜鬼志別214-7さるふつ公園内 |
関連HP | 猿払村公式ホームページ |
ドライブで | 稚内空港から約39km |
駐車場 | 30台/無料 |
問い合わせ | 猿払村観光協会 TEL:01635-2-2211/FAX:01635-2-2312 |
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