博多港引揚記念碑

博多港引揚記念碑

福岡県福岡市博多区沖浜町、博多港の中央ふ頭、博多港国際ターミナル近く、マリンメッセ福岡前にあるのが、博多港引揚記念碑。平成8年3月28日に建立された高さ15mのモニュメントで、終戦直後の1年5ヶ月にわたり139万人もの引揚者が博多港に上陸ことを後世に伝えています。

139万人もの引揚者が博多港に上陸

歴史的にも大陸への玄関として機能してきた博多港は、浦頭港(長崎県佐世保市)に次いで全国2位の引揚数を誇る港です。
さらに、当時在日の朝鮮や中国の人々50万人が、博多港から故国に帰っていきましたが、その数は仙崎港を凌いで1位で、合計すれば全国1位の引揚・帰国港ということに。

終戦時に、多くの日本人がアジアを中心とする海外に残され、その数は軍人・軍属が330万、一般の人々が330万人、合計すると660万人を数えています(昭和21年までに500万人が日本に帰国=引揚)。

那の津往還と呼ばれるモニュメントは、船の上の本体(人間)の朱は、那の津と呼ばれてきた博多港の希望を表現したもの。

ちなみに各港の引揚者数は、浦頭港(長崎県佐世保市)139.6万人、博多港139万人、舞鶴港67万人、浦賀港56万人、仙崎港41.3万人、大竹港(広島県大竹市)41万人が上位6港です。

博多港引揚記念碑
名称 博多港引揚記念碑/はかたこうひきあげきねんひ
所在地 福岡県福岡市博多区沖浜町7-1
関連HP 福岡市公式ホームページ
電車・バスで JR博多駅から西鉄バス中央埠頭行きで15分、マリンメッセ前下車、徒歩1分
ドライブで 福岡空港から約5km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 福岡市福祉局総務課 TEL:092-711-4223/FAX:092-733-5587
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
日本五大引揚港

日本五大引揚港とは!?

第二次大戦直後に大陸や南方の戦地からの引揚者が帰国した引揚港は、『岩壁の母』のヒットで舞鶴港が有名ですが、引揚者数上位5港は、浦頭港(長崎県佐世保市)139.6万人、博多港139万人、舞鶴港67万人、浦賀港56万人、仙崎港(山口県長門市)4

博多港国際ターミナル

博多港国際ターミナル

福岡県福岡市博多区の中央埠頭にある外国航路のターミナルが博多港国際ターミナル。博多港は外国航路の旅客数日本一を誇る港ですが、その玄関口が博多港国際ターミナル。平成5年4月に開業したターミナルからは釜山への定期旅客航路が発着しています。レスト

 

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