第三音更川橋梁

上士幌市街から国道273号(糠平国道)をぬかびら源泉郷・糠平湖方面に走ると泉翠峡、元小屋ダム湖という景勝地があります。この峡谷に架かる全長71mのアーチ橋が第三音更川橋梁(だいさんおとふけがわきょうりょう)。旧国鉄士幌線の廃線跡で、北海道遺産、そして準鉄道遺産の「旧国鉄士幌線アーチ橋梁群」(36橋)のひとつ。

国立公園内の景観に配慮した美しいデザインの橋

10mアーチ2連、32mアーチ1連、19mアーチ1連で構成される4連アーチ橋で、音更川をまたぐ32mアーチはRC造となっています。
戦前の北海道で築かれた鉄道コンクリートアーチ橋としては最大径間を誇っています。

国立公園内の景観に配慮した美しいデザインの橋が、元小屋ダムの湖面に影を落とす姿は、なかなかの絶景。

昭和11年の築造で国の登録有形文化財になっています。

音更川を渡る国道273号(糠平国道)の泉翠橋の東詰は黒石平覆道で、駐車スペースはありませんが、橋の西詰の層雲峡方面の路側に案内標識と駐車帯(泉翠橋駐車場)が整備されており、解説板も建てられています。
歩道を泉翠橋へと歩いて橋の上から下流側に第三音更川橋梁全体を眺望することができます。

旧国鉄士幌線アーチ橋梁群のおもな橋梁

第三音更川橋梁=国道273号・泉翠橋近く
第二音更川陸橋梁=国道273号・鱒見トンネルの西側
第四音更川橋梁=国道273号・鱒見トンネルの北西側
糠平川橋梁=ぬかびら源泉郷の中心部から徒歩15分。上を歩いて渡ることができます
三の沢橋梁=ぬかびら源泉郷から3㎞。国道に駐車場完備
五の沢橋梁=ぬかびら源泉郷から6㎞。国道に駐車スペースあり
タウシュベツ川橋梁=国道273号・糠平湖畔にタウシュベツ展望台があります
第五音更川橋梁=ぬかびら源泉郷から13km、国道273号・滝ノ沢橋の東側、幌加駅跡からぬかびら源泉郷方向に20分ほど歩くと、永久凍土を貫く音更トンネルがあります
第六音更川橋梁=幌加温泉近く

第三音更川橋梁
名称 第三音更川橋梁/だいさんおとふけがわきょうりょう
所在地 北海道河東郡上士幌町黒石平
関連HP 上士幌町公式ホームページ
ドライブで 道東自動車道音更帯広ICから約48km
駐車場 駐車帯(泉翠橋駐車場)を利用
問い合わせ 上士幌町商工観光課 TEL:01564-2-2111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
国鉄士幌線・糠平駅跡

国鉄士幌線・糠平駅跡

北海道河東郡上士幌町にある国鉄士幌線の駅跡が、糠平駅跡。十勝北部の開拓、十勝三股の倒木などの運搬を目的に、士幌線が十勝三股を目指して建設が進み、昭和12年9月26日、清水谷駅~糠平駅の開通で開業した駅で、昭和62年3月23日、士幌線の全線廃

第四音更川橋梁

第四音更川橋梁

北海道河東郡上士幌町、国道273号・鱒見トンネル北西側に位置するのが、第四音更川橋梁(だいよんおとふけがわきょうりょう)。帯広駅と十勝三股駅を結び、昭和14年11月18日に全線開業した士幌線の鉄道橋梁の遺構で、国の登録有形文化財に指定。旧国

国鉄士幌線・十勝三股駅跡

国鉄士幌線・十勝三股駅跡

北海道河東郡上士幌町三股、糠平湖から三国峠へと向かう国道273号沿いにあるのが、国鉄士幌線・十勝三股駅跡。国鉄士幌線は、大正14年に帯広〜士幌間を軽便鉄道として開業、昭和14年11月18日に十勝三股駅まで延伸していますが、その際に開業したの

国鉄士幌線・幌加駅跡

国鉄士幌線・幌加駅跡

北海道河東郡上士幌町幌加、糠平湖から三国峠へと向かう国道273号沿いにあるのが、国鉄士幌線・幌加駅跡。国鉄士幌線は、大正14年に帯広〜士幌間を軽便鉄道として開業、昭和14年11月18日に十勝三股駅まで延伸していますが、その際に開業したのが幌

第五音更川橋梁

北海道遺産、さらには準鉄道記念物に登録の「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」。第五音更川橋梁(だいごおとふけがわきょうりょう)は、国の登録有形文化財に指定の全長109mという長大なアーチ橋です。「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」で

タウシュベツ展望台

旧国鉄士幌線のタウシュベツ川橋梁は、糠平湖の東岸にあり、東岸を走る林道は地元の営林署に入林許可が必要となるため(あるいは地元NPOのツアーに参加して散策するのが一般的)、簡単にはアプローチできません。そのため、糠平湖の西岸を縦貫する国道27

タウシュベツ川橋梁

糠平湖(ぬかびらこ)の湖畔にコンクリート製の大きなメガネ橋があります。このタウシュベツ川橋梁は、帯広から十勝三股間を結んでいた士幌線(しほろせん)の廃線跡(昭和62年に全線廃止)。現在も糠平湖周辺に数多くの橋梁が残っており、「旧国鉄士幌線コ

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ