北海道夕張市、夕張シューパロダムのダム湖・シューパロ湖の湖中に沈む橋が、旧白銀橋(きゅうしろがねばし)。シューパロ湖には、ニールセンローゼ桁の白銀橋が架橋され、国道452号に設けられたビューポイントから眺望できますが、旧白金橋は、湖中に沈み、渇水期のみ出現する「幻の橋」です。
昭和43年11月10日、湖中に落橋した鉄橋
シューパロ湖の湖中にある旧白銀橋は、昭和34年、大夕張ダム(夕張シューパロダムの建設で水没)の建設で、当時、奥鹿島開拓地へと通じた木製の吊橋が水没するため、北海道開発局が新たに架けた鉄橋です。
橋長110m、幅員3.5mの橋で、おもには札幌営林局の木材輸送用のトラック(昭和39年、下夕張森林鉄道夕張岳線の廃止による木材搬出のトラック転用)が利用していました。
設計上は56tの荷重にも耐えられる構造でしたが、昭和43年11月10日、クレーン車(11.7t)の通行中に落橋事故が発生、永久橋として新たにコンクリート橋が架橋され、旧白金橋は湖中に水没したたま残されているのです。
シューパロ湖・旧白銀橋 | |
名称 | シューパロ湖・旧白銀橋/しゅーぱろーこ(きゅうしろがねばし) |
所在地 | 北海道夕張市鹿島明石町 |
ドライブで | 道東自動車道夕張ICから約20km |
駐車場 | 鹿島眺望公園駐車場(冬期利用不可) |
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