福島県耶麻郡磐梯町、東北の仏教文化発祥の地といえる慧日寺(えにちじ)。国の史跡となった広大な慧日寺跡に建つビジターセンターが磐梯山慧日寺資料館。慧日寺関連の遺構の保存・公開・活用を目的として昭和62年に開館。慧日寺の歴史、慧日寺と山岳信仰、慧日寺の文化財、慧日寺の行事などが展示されています。
平安時代に花開いた会津の仏教文化を解説
奈良時代に、最澄、空海と並び称された徳一。
国教として仏教文化が花開いた南都(奈良の都)を離れ、理想の修行の地を求めて東国へと旅立ち、平安時代の初めに磐梯山(爆発以前なので美しい成層火山でした)の麓に理想の土地を見出し、開創したのが慧日寺です。
その後、中世には、修験道なども入り、神仏習合、修験の地として栄えたのです。
周辺には、慧日寺の金堂、中門も復元され、往時の姿を偲ぶことができます。
野外展示施設として厩嶽山馬頭観音覆堂がありますが、厩嶽山頂直下にあった厨子(ずし)を移設したもの。
環境省の「名水百選」に選定される磐梯西山麓湧水群のひとつ、龍ヶ沢湧水(りゅうがさわゆうすい)が資料館前の庭園に引水されており、ペットボトル持参という地元の人の姿をよくみかけます。
慧日寺跡は、日本遺産「会津の三十三観音めぐり」の構成資産にもなっています。
磐梯山慧日寺資料館 | |
名称 | 磐梯山慧日寺資料館/ばんだいさんえにちじしりょうかん |
所在地 | 福島県耶麻郡磐梯町磐梯寺西38 |
関連HP | 磐梯町公式ホームページ |
電車・バスで | JR磐梯町駅から徒歩20分 |
ドライブで | 磐越自動車道磐梯河東ICから約3km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 磐梯山慧日寺資料館 TEL:0242-73-3000/FAX:0242-73-3480 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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