奥会津金山天然炭酸の水ミニ歴史館(ハーベス会津大塩工場)

奥会津金山天然炭酸の水ミニ歴史館(ハーベス会津大塩工場)

ハーベスは、埼玉県さいたま市浦和区に本社を置く自動車、電気・電子機器・光学機器などに使われる潤滑剤を製造するメーカーですが、平成16年に天然水事業部新設し「奥会津金山天然炭酸の水」の製造販売を開始。福島県金山町大塩地区の歴史ある天然炭酸水をボトリングしています。工場に炭酸水の歴史を紹介するミニ歴史館を併設。

微炭酸で軟水という珍しい天然水の工場を見学

奥会津金山天然炭酸の水ミニ歴史館(ハーベス会津大塩工場)
「BANZAI MINERAL WATER」(「万歳炭酸水」)
奥会津金山天然炭酸の水ミニ歴史館(ハーベス会津大塩工場)
慢性胃腸炎、糖尿病、便秘の妙薬「太陽水」

大塩温泉は炭酸濃度日本屈指という炭酸泉ですが、天然の炭酸を含む鉱泉井戸があり、この妙(たえ)なる霊泉を利用して明治8年には、すでに白磁の瓶につめ、慢性胃腸炎、糖尿病、便秘の妙薬「太陽水」として会津近郊の薬屋などで販売を開始しています。

さらに明治36年には『清涼飲料水之新研究』(大正4年)という著書もある倉島謙が、岩代天然炭酸鉱泉株式会社を設立。
明治38年に「BANZAI MINERAL WATER」(「万歳炭酸水」)として発売し、「芸者印タンサン・ミネラル・ウォーター」の名でヨーロッパに輸出されていました。

ただし、馬の背や舟運を利用して運び出すという手間がかかることもあって、廃絶。
平成16年に復活したのがこのハーベス会津事業所大塩工場の「奥会津金山天然炭酸の水」というわけなのです。

工場内には「奥会津金山天然炭酸の水ミニ歴史館」が併設され、見学が可能です。
平均硬度45(天然であるため、硬度は季節や天候などで変動)という軟水、そして微炭酸。
つまり、世界の天然炭酸水の中でも微炭酸で軟水という珍しい天然水なのです。
「奥会津金山天然炭酸の水」には赤ラベル、金ラベルが用意されていますが、デザインの違いで中身は一緒です。
「奥会津金山天然炭酸の水」、そして天然水を使ったサイダーは、インターネットでも販売。

奥会津金山天然炭酸の水ミニ歴史館(ハーベス会津大塩工場)
奥会津金山天然炭酸の水ミニ歴史館(ハーベス会津大塩工場)
名称 奥会津金山天然炭酸の水ミニ歴史館(ハーベス会津大塩工場)/おくあいづかねやまてんねんたんさんのみずみにれきしかん(はーべすあいづおおしおこうじょう)
所在地 福島県大沼郡金山町大塩上ノ山5298-3
関連HP ハーベス公式ホームページ
電車・バスで JR只見線会津大塩駅から徒歩15分
ドライブで 磐越自動車道会津坂下ICから約47km
駐車場 10台/無料
問い合わせ ハーベス会津事業所大塩工場 TEL:0241-56-4888
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

取材協力/金山町、ハーベス会津事業所大塩工場

大塩温泉炭酸水炭酸場

大塩温泉炭酸水炭酸場

2018年1月23日
大塩温泉共同浴場

大塩温泉共同浴場

2018年1月23日

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ