百笑園(館山市)で『レタス収穫体験』

「かんべレタス」として有名な館山の冬レタス。12月上旬~3月下旬には『レタス収穫体験』が楽しめます。実は館山市の神戸(かんべ)産のレタスは中央卸売市場の品評会でも上位に名を連ねているのです。その秘密はミネラル分なのだとか。

シャキシャキのレタスを摘み取ろう!

百笑園
直売所と受付を兼ねる「百笑園」

神戸地区は数あるレタス産地の中で、最も海に近い場所。そのため海風に含まれるミネラルを多く含んだ砂交じりの土地がレタス作りに最適なのだとか。
苦みを感じることの多いレタスですがが、かんべレタスは甘みが強く、また肉厚で水分含有量が多く、シャキシャキとした歯ごたえもバツグン。

百笑園は、夏のトウモロコシでも有名な消費者との結びつきを大切にする農家。直売所もあり、通販での野菜取り寄せも可能です。
こだわりの農家ゆえに、わざわざ百笑園のレタスを目的に、南房総に旅する人もいるほどとか。

かんべレタス
実は、アメリカ軍が本土に上陸したことをご存知でしょうか?
その場所が、南房総館山。本州で唯一直接軍政が敷かれ、多くの進駐軍が出入りしたのが館山だったのです。
館山に駐留していたアメリカ軍が、故国の料理に欠かせないレタス、パセリ、セロリ、サラダ菜などの西洋野菜を作ってほしいと農家に依頼し、清潔な野菜栽培環境と害虫の検査を目的に栽培を指導したのが「かんべレタス」始まり。
当時の日本では糞尿を肥料に使っていたのですが、アメリカ軍はこれは断固拒否だったというわけなのです(回虫卵によりレタスが汚染されることを警戒)。
こうして「館山市清浄そ菜組合」が結成されたのが昭和32年です。
野菜品質へのこだわりが伝統的に根付いているのは、そんな館山らしい背景があったのです。
温暖で雪や霜を知らない地域の特性を活かし、高原野菜のイメージがあるレタスを冬に栽培しているのです。
館山市神戸地区のレタス畑
館山市神戸地区のレタス畑
百笑園『レタス収穫体験』
開催日時 12月上旬~3月下旬、電話での事前予約
所在地 千葉県館山市藤原837
場所 百笑園
ドライブで 富津館山道路富浦ICから約13km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 百笑園 TEL:0470-28-3200/FAX:0470-28-3200
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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