岡倉天心は、大正2年9月2日、新潟県赤倉温泉の自身の山荘で没(慢性腎炎に尿毒症を併発)。享年50。岡倉天心の墓は、東京・染井霊園にありますが、岡倉天心が戸籍を移すほどに愛した五浦海岸(現・茨城県北茨城市)の岡倉天心旧宅・庭園に近い丘の斜面にも墓が造られています。
染井霊園から五浦に分骨された岡倉天心の墓
「我逝かば花な手向けそ浜千鳥 呼びかう声を印にて落ち葉に深く埋めてよ 12万年明月の夜 弔い来ん人を松の影」という遺志により、染井霊園から大正12年に分骨されたもの。
周囲はまさに五浦の松の影。
天心晩年の10年間は、国内では「天心の都落ち」などと揶揄(やゆ)されていましたが”Asia is one”(「亜細亜は一なり」)の名文句で始まる『東洋の理想』(原題:The Ideals of the East)、『日本の覚醒』(原題:The Awakening of Japan)、『茶の本』(原題:The Book of Tea)の三部作により、海外での名声は高まっていました。
岡倉天心の墓 | |
名称 | 岡倉天心の墓/おかくれてんしんのはか |
所在地 | 茨城県北茨城市大津町五浦 |
関連HP | 北茨城市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR常磐線大津港駅からタクシーで5分。市内循環バスで15分(平日のみ運行) |
ドライブで | 常磐自動車道北茨城IC、または、いわき勿来ICから約10km。 |
駐車場 | 市営五浦駐車場(30台/無料) |
問い合わせ | 北茨城市観光協会 TEL:0293-43-1111 |
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