港公園

茨城県神栖市（かみすし）、鹿島灘唯一の巨大な港で、世界有数の掘込み式人工港湾でもある鹿島港に隣接する7.5haの公園。園内には芝生の広場が整備されソテツやカナリーヤシなど約8000本の樹木が植栽されています。また。高さ53mの港公園展望塔が設置され、展望室や屋上展望台からは、国際貿易港・鹿島港が一望にできます。

鹿島臨海工業地帯を一望にする展望塔も

園内には展望塔のほか、東屋、藤棚、駐車場、トイレがあります。
対岸は、鹿島石油タンク群（石油化学コンビナート）と発電所、日本製鉄鹿島製鉄所（旧住友金属鹿島製鉄所）などの一大工業地帯、鹿島臨海工業地帯となり、背後には、北浦や利根川などの水郷地帯が広がっています。

砂丘に築いた日本最大の掘り込み港湾

太平洋に面した鹿島砂丘の一部を掘込んで（昭和40年中央航路掘り込み開始）、港湾を築き（昭和44年開港）、石油化学コンビナート群、鉄鋼コンビナート群を配したのが鹿島港と鹿島臨海工業地帯。
背景には、霞ヶ浦、北浦の豊富な水資源と、首都圏に80kmという立地の良さがありました。
展望塔に上れば、掘込港（鹿島港）を中心として北側に日本製鉄鹿島製鉄所（旧住友金属鹿島製鉄所）、南側に東京電力鹿島火力発電所・鹿島石油の石油プラント群など鹿島臨海工業地帯の大工場群をジオラマのように一望にできます。
また、鹿島港の整備を記念して造られた港公園内には、当時の茨城県知事・岩上二郎（いわかみにろう＝「農工両全」の地域開発を推進）の開発の理念「人間性の勝利」を刻む記念碑も立っています。

港公園展望塔

茨城県神栖市（かみすし）、鹿島港・鹿島臨海工業地帯に臨む港公園に建つ高さ52mの展望タワー。展望台には室内展望室と最上部の屋外デッキが用意され、日本最大の掘り込み式港湾・鹿島港に築かれた鹿島臨海工業地帯を一望にします。エレベーターで展望階に