宍戸のエドヒガンザクラ(完全寺)

宍戸のエドヒガンザクラ(完全寺)

茨城県笠間市大田町、JR水戸線宍戸駅(ししどえき)近くにある光明寺、唯信寺、完全寺には見事なエドヒガンザクラが咲く桜の名所。戦国時代の元亀元年(1570年)創建という完全寺は、曹洞宗の禅寺で山号も櫻華山。「宍戸の桜3ヶ寺」の中では最奥に位置するのが完全寺です。

禅寺に咲く華麗なエドヒガンザクラ

エドヒガンザクラの見頃は、ソメイヨシノよりも少し早く、例年3月下旬頃。
禅寺のため、原則として境内への立ち入りができないので、公道から鑑賞を。

宍戸地区には江戸時代、常陸宍戸藩(ひたちししどはん)が置かれ、宍戸陣屋(ししどじんや)が藩庁になっていました。
正保2年(1645年)、藩主・秋田俊季(あきたとしすえ)は、三春の滝桜( エドヒガン系ベニシダレザクラ、推定樹齢1000年超)で名高い三春藩に転封となり(廃藩置県まで秋田氏の支配)、以降は水戸徳川家につながる宍戸松平家が藩主を務めていますが、この三春藩転封後にも宍戸と関わりを持ったとも推測されていますが、完全寺のエドヒガンザクラは、推定樹齢110年〜120年。
つまりは、三春滝桜が天然記念物の指定を受けた大正11年頃に植栽された可能性が大ということに。

宍戸のエドヒガンザクラ(完全寺)
名称 宍戸のエドヒガンザクラ(完全寺)/ししどのえどひがんざくら(かんぜんじ)
所在地 茨城県笠間市大田町658
電車・バスで JR宍戸駅から徒歩5分
ドライブで 北関東自動車道友部ICから約2.3km
駐車場 唯信寺駐車場・光明寺駐車場(無料)を利用
問い合わせ 完全寺 TEL:0296-77-0655
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
宍戸のエドヒガンザクラ(光明寺)

宍戸のエドヒガンザクラ(光明寺)

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宍戸のエドヒガンザクラ(唯信寺)

宍戸のエドヒガンザクラ(唯信寺)

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