般若院のしだれ桜

般若院のしだれ桜

茨城県龍ケ崎市にある般若院のしだれ桜は、「龍ケ崎のしだれ桜」とも呼ばれる樹齢400年のエドヒガンの巨樹。地上2mあたりで幹が大きく分かれ、枝を東西15m、南北22mに広げています。関東屈指のしだれ桜の巨樹は、茨城県の天然記念物に指定。エドヒガンはソメイヨシノより1週間ほど開花が早く例年3月下旬頃に見頃を迎えます。

平安時代開基の古刹に、見事なしだれ桜が咲く

般若院のしだれ桜

般若院は天台宗の寺で、天元元年(978年)に貝原塚(現・茨城県龍ケ崎市貝原塚町)に開基。
室町時代の大永4年(1524年)に現在地に遷っています。

江戸時代、3代将軍・徳川家光の治世に、雨乞いの祈願で江戸の大旱魃(だいかんばつ)を救済し、幕府から「虎の尾」を拝領しています。

龍ケ崎は伊達藩の領地
慶長11年(1606年)、徳川家康は、伊達政宗に常陸国河内郡龍ケ崎村を中心とした1万石あまりの領土を与え、一帯は藩政時代には伊達家の支配下(仙台藩龍ヶ崎領)となっています。
般若院も寛永5年(1628年)、伊達家代々の位牌所になり、その格式を誇ったのです。
仙台藩2代藩主・伊達忠宗(だてただむね=仙台藩「守成の名君」)は、龍ケ崎村の山戸土佐(龍ケ崎陣屋の大番士)の娘・たけ(慶雲院)を側室に迎えています。
4歳で親を失ったたけは、伊達政宗の正室・愛姫に見込まれて引き取られ、伊達家上屋敷に住んでいたのです。
般若院のしだれ桜
名称 般若院のしだれ桜/はんにゃいんのしだれざくら
所在地 茨城県龍ヶ崎市根町3341
関連HP 龍ヶ崎市公式ホームページ
電車・バスで 関東鉄道竜ヶ崎駅から徒歩15分
ドライブで 圏央自動車道牛久阿見ICから約10.6km、または、常磐自動車道谷和原ICから約25.3km
駐車場 10台/無料、台数が少ないので龍ヶ崎市役所の利用を
問い合わせ 般若院 TEL:0297-62-2270
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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