八溝五水・金性水(八溝川湧水群)

八溝五水・金性水(八溝川湧水群)

茨城県久慈郡大子町、福島県との県境に位置する茨城県の最高峰・八溝山(やみぞさん)の南山腹・8合目あたりに湧くのが八溝五水・金性水。ブナの森から湧く清冽な湧水は、八溝川の源流で、八溝川湧水群として環境省の名水百選にも選定されています。徳川光圀命名という八溝五水(金性水、鉄水、龍毛水、白毛水、銀性水)すべてが名水百選です。

山上から「八溝山森林浴の道」で到達

八溝五水・金性水(八溝川湧水群)

空海(弘法大師)が山頂に立ち、谷が8に分かれ、山水が八方に流れ落ちるのを見て、八溝の嶺と名付けたという伝承の山、八溝山(ただし、空海が東国に来たという史実はありません)。
ブナ、ダケカンバ、カエデ、ミズナラ、スギなどが茂る一帯の森は、八溝山天然林、奥久慈県立自然公園の第1種特別地域として保護されています。
茨城県内随一の温帯性落葉広葉樹林で、ダケカンバ群落は茨城県内で唯一です。
八溝川湧水群のなかでも金性水は、徳川光圀も賞味したといわれています。

八溝山は山頂近くまで茨城県道248号八溝山公園線が通じており、富士見が丘駐車場近くから表示に従い階段状の下り道(「八溝山森林浴の道」)を10分ほど歩けば金性水に到達できます(途中に白毛水、鉄水があります)。
2本の杉の根元から湧出する湧水で、八溝五水のなかでも水量の豊富さを誇っています。
冬も枯れることがないといわれていますが、梅雨明けから秋くらいまでが湧水が豊富で見ごたえがあります。

名称 八溝五水・金性水(八溝川湧水群)/やみぞごすい・きんせいすい(やみぞがわゆうすいぐん)
所在地 茨城県久慈郡大子町上野宮
電車・バスで JR常陸大子駅からタクシーで40分
ドライブで 常磐自動車道那珂ICから約72km
駐車場 富士見が丘駐車場
問い合わせ 大子町観光協会 TEL 0295-72-0285/FAX:0295-72-0963
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
八溝山

八溝山

茨城県大子町(だいごまち)、福島県棚倉町の境に位置する茨城県の最高峰が八溝山(やみぞさん/1022.0m)。大子町側(南側)から茨城県道248号(八溝山公園線)が山頂近くまで到達しています。途中には坂東三十三観音霊場の第21番札所・日輪寺が

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