鹿見塚古墳

鹿見塚古墳

茨城県潮来市、北浦西岸を走る茨城県道187号(矢幡潮来線)沿いの大生(おおう)地区にあるのが、鹿見塚古墳(しかみづかこふん)。墳丘長58mの前方後円墳で、大生古墳群の盟主的な存在。古墳時代中期(5世紀)の築造で、畿内から移住したオフ氏(飯富族)の墓だといわれています。

鹿島神宮の創建に関わり、畿内から移住したオフ氏の墓

北浦の畔、大生原台地には、茨城県でも最大の110余基からなる古墳があり(大生古墳群)、鹿島神宮の創建時に畿内から移住した人々の墳墓ではないかと推測されています。
古墳時代になると大型船が造船されるようになりますが、現在の霞ヶ浦、北浦一帯はばれる香取海(かとりのうみ)と呼ばれる内海で、古墳が築かれるのは半島の丘陵部でした。

鹿見塚古墳近くにある大生神社(おおうじんじゃ)の社伝によれば、オフ氏(飯富族)が畿内からこの地に入植した際に、氏神として祀られたとしており、「鹿島の本宮」だったという可能性をも秘めています。
一族の墓所といわれる大生古墳群の築造時期は古墳時代中期(5世紀)ということなので、その当時すでにヤマト王権との密接な交流があったことがよくわかります。

鹿見塚古墳
名称 鹿見塚古墳/しかみづかこふん
所在地 茨城県潮来市大生890-2
関連HP 潮来市公式ホームページ
電車・バスで JR潮来駅からタクシーで20分
ドライブで 東関東自動車道潮来ICから約8km
問い合わせ 潮来市生涯学習課 TEL:0299-66-0660/FAX:0299-66-4339
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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