関ヶ原古戦場から伊吹山ドライブウェイで9合目(標高1260m)まで到達できる伊吹山(1377.3m/滋賀県米原市)。山頂に向かってハイキングコースを歩くと、そこは一面のお花畑。7月下旬〜8月下旬にはシモツケソウが見頃を迎え、お盆には少しだけ秋を感じることができるようになります。
西登山道コース途中にはシモツケソウの群落地も
伊吹山は標高こそさほど高くないものの、世界一の豪雪記録を保有する冬季の豪雪、琵琶湖から吹き上げる上昇気流が生む霧などの影響で、山上は草原(お花畑と笹原)。
しかも日本武尊(やまとたけるのみこと)が伊吹山の荒神を退けるために登山したと伝わる霊峰で、深田久弥の日本百名山にも選定されています。
昭和40年6月に伊吹山ドライブウェイが完成するまでは、夏場の夜行登山が有名で、昭和30年代には懐中電灯を片手に行列をなして夜登りし、山頂の山小屋で仮眠、ご来光を迎えていました。
伊吹山ドライブウェイは、夏期は7月第3土曜~8月の間、3:00~21:00が通行可能時間(営業時間)なので、今では愛車での「夜行登山」もでき、山頂でご来光を眺めることができます。
午前中、早い時間帯なら、気温も20度前後なので、できれば午前中にお花畑でお花見を楽しみ、山小屋(宿泊はできません)、または山頂駐車場の「スカイテラス伊吹山」でランチをしてから下山するのがいいでしょう。
山頂駐車場から山頂までは中央登山道コースなら20分、500mほどで到達できますが、お花見を楽しむなら西登山道コースで所要40分、1000mのコースがおすすめです。
シモツケソウの群落地もこの西登山道コース途中にあります。
お盆頃までなら伊吹山の固有種、ルリトラノオを愛でることができるほか、8月下旬にはサラシナショウマ、イブキトリカブトが身頃となります(開花情報の詳細は、伊吹山ドライブウェイHPの開花情報を参照)。
伊吹山山頂のお花畑満開! お盆にはシモツケソウが見頃に | |
開催日時 | 7月下旬〜8月下旬 |
所在地 | 滋賀県米原市上野 |
場所 | 伊吹山 |
電車・バスで | JR近江長岡駅から湖国バス伊吹登山口行きで15分、伊吹登山口下車、徒歩10分 |
ドライブで | 名神高速道路関ヶ原ICから約19km |
駐車場 | 山頂駐車場(600台/無料) |
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