長流亭

長流亭

石川県加賀市大聖寺、江沼神社境内にある藩政時代の大聖寺藩主の休息所が長流亭。宝永6年(1709年)、大聖寺藩3代藩主・前田利直(まえだとしなお)は、屋敷(大聖寺陣屋)の庭園の隅に川端御亭(かわばたおちん)と呼ばれる別邸を建設。利直の雅名が「長流亭」で、現存する建物は、国の重要文化財に指定。

3代藩主・前田利直の別邸が現存!

長流亭

加賀藩の支藩、大聖寺藩は、城は築かず、大聖寺川と熊坂川の支流が合流する地に屋敷(大聖寺陣屋)を設けています。
大聖寺陣屋の跡は、現在の江沼神社周辺で、江沼神社境内には藩邸に附随した「旧大聖寺藩邸庭園」も現存し、大名庭園の趣を色濃く残しています。
前日までに予約すれば、寄棟造り、杮葺き(こけらぶき)の長流亭の内部見学も可能。

小堀政一(小堀遠州)の設計という記述も見かけますが、小堀遠州は、正保4年2月6日(1647年3月12日)に没しているので、没後60年以上経っての建築で、あくまで遠州好みということに。

前田利直は、寛文12年(1672年)6月25日、江戸の藩邸で生まれ、外様大名、しかも支藩の世子ながら、5代将軍・徳川綱吉の寵愛を受け、江戸城の奥詰となり、譜代大名並の扱いに。
元禄5年(1692年)に大聖寺藩3代藩主になるものの、徳川綱吉の側近ということで江戸暮らしが続いています。
長流亭を建てた、宝永6年(1709年)は、徳川綱吉死去で奥詰を解任された年。
翌宝永7年12月13日(1711年1月31日)、38歳という若さでに死去しているので、江戸在住が長かったことから、ほとんど長流亭では過ごしていません。

長流亭
名称 長流亭/ちょうりゅうてい
所在地 石川県加賀市大聖寺八間道55
関連HP 加賀市観光情報センター KAGA旅・まちネット公式ホームページ
電車・バスで JR大聖寺駅から徒歩20分
ドライブで 北陸自動車道加賀ICから約3.8km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 江沼神社 TEL:0761-72-0551/FAX:0761-72-0551
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
江沼神社

江沼神社

石川県加賀市大聖寺にある大聖寺藩(だいしょうじはん=加賀藩の支藩)ゆかりの神社が江沼神社。宝永元年(1704年)、大聖寺藩3代藩主・前田利直(まえだとしなお=徳川綱吉の側近)の邸内に前田家の遠祖・菅原道真を祀る天満天神社を建立したのがルーツ

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