岩手県下閉伊郡普代村(ふだいむら)、田野畑村を走る、岩手県道44号(岩泉平井賀普代線)の黒崎入口と、北山崎入口を結ぶ部分が、岩手県道44号直線道路。陸中海岸も普代村の黒崎から田野畑村の北山崎までは日本屈指の海蝕崖が続いていますが、断崖背後の段丘は意外なほどに平坦です。
断崖が続く北山崎の背後には直線道路が!
実は陸中海岸北部は、南部のリアス式海岸とは異なり、隆起海岸。
かつての海岸線が今の台地で、その台地状を走る岩手県道44号(岩泉平井賀普代線)は1kmほど電信柱のない直線道路となっており、快適なドライブが楽しむことができます。
陸中海岸の道といえば、入り込んだ入江をくねくねと走り、カーブの連続というイメージがありますが、ここだけは北海道のような光景。
海岸に近いのですが標高も190mほどあります。
実はこの道、田野畑村明戸と普代村太田名部を結ぶ有料道路「北部陸中海岸道路」(14.1km)だったのです。
昭和49年3月完成し、シーサイドラインとも呼ばれましたが、昭和57年の通行車両は6万8000台で、目標とする24万台を大幅に下回り、昭和58年4月1日に無料化されて県道になっています。
岩手県道44号直線道路 | |
名称 | 岩手県道44号直線道路/いわてけんどうよんじゅうよんごうちょくせんどうろ |
所在地 | 岩手県下閉伊郡普代村第2地割下村 |
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