岩手県花巻市にある『智恵子抄』で知られる、詩人で彫刻家・高村光太郎のミュージアムが高村光太郎記念館。2つの常設展示室では、書と彫刻に分け、高村光太郎の遺稿や十和田湖の裸婦像の原型、妻智恵子の切り絵など130点を展示しています。
終戦から7年間、高村光太郎が疎開生活した地
高村光太郎記念館の展示室1では高村光太郎の代表作『手』、『乙女の像・中型試作』などの彫刻を展示。
展示室2では高村光太郎の『書』、『直筆原稿』、智恵子の『紙絵』など、花巻での7年間の山荘暮らしで遺された様々な資料を展示しています。
高村光太郎記念館から150mほどの場所には、昭和20年10月から7年間、焦土と化した東京を逃れ、稗貫郡太田村山口で独居生活を送った山小屋「高村山荘」が当時のまま残されています(一般財団法人花巻高村光太郎記念会が保存、公開)。
高村光太郎は、宮沢賢治の弟、宮沢清六(みやざわせいろく)を頼って太田村山口に疎開したのです(宮沢清六は、高村光太郎の助力などにより、最初の『宮澤賢治全集』を文圃堂から出版するなど知己の間柄でした)。
高村光太郎記念館西側にある小高い丘は、高村光太郎が亡き妻智恵子を慕い、好んで散策をした裏山で、智恵子展望台もあります。
画像協力/岩手県観光協会
高村光太郎記念館 | |
名称 | 高村光太郎記念館/たかむらこうたろうきねんかん |
所在地 | 岩手県花巻市太田3-91 |
関連HP | 高村光太郎記念館公式ホームページ |
電車・バスで | JR花巻駅から岩手県交通バス高村山荘行きで30分、終点下車、すぐ |
ドライブで | 東北自動車道花巻南ICから約9km |
駐車場 | 30台/無料 |
問い合わせ | 高村光太郎記念館 TEL:0198-28-3012 |
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