石川啄木の人となり、文学について顕彰し、資料を保存、収集、公開する盛岡市の記念館で啄木の故郷の渋民に建っています。現在の建物は啄木生誕百年を記念して昭和61年に建設されたもの。石川啄木の直筆書簡やノート、渋民尋常高等小学校提出の履歴書、日誌のほか、遺品、写真など約300点を収蔵展示しています。
故郷・渋民に建つ啄木の作品や人となりもわかる記念館
白い洋館風の建物は、啄木が詩「家」に描いた理想の我が家を再現したものとか。
故郷・渋民を振り出しに、盛岡での新婚生活、そして北海道、東京と移り住んだ啄木の足跡に沿って「啄木文学の揺籃・原点」、「あこがれの世界」、「林中の生活」、「北への漂泊」、「東京時代」の各コーナーで詳細に解説しています。
啄木関連の図書も充実。
敷地内には啄木が首席で卒業し、代用教員として勤務した渋民尋常高等小学校や下宿していた斎藤家が移築保存され、見学が可能。
本館前には「啄木と子供たち」像も立っています。
石川啄木の歌碑を巡ろう!
盛岡周辺には、盛岡駅前(「ふるさとの山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」)、下橋中学校校庭(啄木の母校・盛岡高等小学校/「その昔 小学校の柾屋根に我が投げし鞠 いかになりけむ」)、下橋中学校校門前(石川啄木・若山牧水 友情の歌碑/「教室の窓より遁げて ただ一人 かの城址に寝に行きしかな」)、岩手公園(盛岡城跡/「不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心」)、宝徳寺(渋民/「ふるさとの寺の畔のひばの木のいただきに来て啼きし閑古鳥」)、平舘の大泉院(八幡平市平舘/「わが父は六十にして家をついで師僧の許に聴聞ぞする」)、JR平館駅前(八幡平市平舘/「たはむれに母を背負ひてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず」)など歌碑も多く建立され、歌碑巡りをする啄木ファンも見かけます。
石川啄木記念館 | |
名称 | 石川啄木記念館/いしかわたくぼくきねんかん Ishikawa Takuboku Memorial Museum |
所在地 | 岩手県盛岡市玉山区渋民渋民9 |
関連HP | 盛岡市公式ホームページ |
電車・バスで | JR盛岡駅から岩手県北バス沼宮行きで36分、啄木記念館下車、すぐ |
ドライブで | 東北自動車道滝沢ICから約11km |
駐車場 | 50台/無料 |
問い合わせ | 石川啄木記念館 TEL:019-683-2315/FAX:019-683-3119 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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