岩手県盛岡市の総鎮守社が盛岡八幡宮。康平5年(1062年)、前九年の役で陸奥守・鎮守府将軍の源頼義が安倍貞任らの討伐に際して、京の石清水八幡宮の分霊を勧請して創建と伝わる古社。往時には鳩森八幡宮と称されていました。文禄2年(1593年)、南部氏26代・南部信直(なんぶのぶなお)が盛岡城築城の際に城の鎮守社として再興しています。
盛岡城、そして盛岡市の鎮守
江戸時代初期の延宝8年(1680年)、第29代・南部重信(なんぶしげのぶ)が八戸から南部氏の氏神である櫛引八幡(くしひきはちまん)を勧請し、鳩森八幡宮の御旅所(現社地)に祀って新八幡とし、明治時代に鳩森八幡宮も新八幡(現社地)に遷座しています。
境内に岩手護國神社(明治39年に遷座)、笠森稲荷神社(盛岡八幡宮境内地に元々あった神社)、神明社、安産祈願の梅宮、菅原道真を祀る盛岡天神社、縁結美神社(えんむすびじんじゃ)、高倍神社(たかべじんじゃ)などがあります。
6月第2土曜日に齋行される『チャグチャグ馬コ』は、滝沢村の鬼越蒼前神社から100頭ほどの馬が盛岡八幡宮までをパレードする祭礼。
盛岡の秋祭りでもある『八幡宮例大祭』は、9月13日~16日。
『八幡宮例大祭』の山車行事は宝永6年(1709年)、南部藩の盛岡街造りが完成したのを祝い、町人が町のシンボルの丁印を奉納して練り歩いたのが始まりです。
また、1月15日の夕刻に行なわれる盛岡八幡宮『裸参り』は、藩政時代から伝えられてきた「寒参り」。
盛岡八幡宮 | |
名称 | 盛岡八幡宮/もりおかはちまんぐう |
所在地 | 岩手県盛岡市八幡町13-1 |
関連HP | 盛岡八幡宮公式ホームページ |
電車・バスで | JR盛岡駅からバスで岩手県交通バスセンター下車、徒歩10分 |
ドライブで | 東北自動車道盛岡ICから約9km |
駐車場 | 参拝者専用駐車場を利用 |
問い合わせ | 盛岡八幡宮 TEL:019-652-5211 |
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