岩手県大船渡市、三陸復興国立公園を代表する景勝地のひとつ、碁石海岸のシンボル的な存在になっている奇岩が穴通磯(あなとおしいそ)。その名の通り、海水の浸食によって岩に開いた3つの洞門がある巨岩で、陸側からも探勝できますが、碁石浜から出航する碁石海岸穴通船(6月〜11月運航)でも探勝可能。
白亜紀の岩が、波食により洞門を形成
車の場合は穴通磯公衆便所のある駐車場から遊歩道を利用(「碁石海岸インフォメーションセンター」のある碁石海岸大駐車場から穴通磯駐車場まで、車で5分)。
木立のなかの遊歩道を3分ほど歩けば、断崖の上で、穴通磯を眼前にします。
午後訪れる人も多いのですが、午前中が順光で、おすすめです。
地質的には白亜紀の大船渡層群飛定地層(おおふなとそうぐんひじょうちそう)で、飛定地層は、砂岩・泥岩互層が主体。
地層と地層が重なる境界面などは、浸食に弱く、洞門が形成されたのだと推測できます。
大船渡層群飛定地層は、二枚貝類、巻貝類、頭足類、サンゴ類、植物化石などの化石が多く産出する地層として知られています。
碁石海岸・穴通磯として、三陸ジオパークのジオサイトにもなっています。
穴通磯、乱曝谷(らんぼうや)、雷岩、碁石浜、雷岩、碁石岬、えびす浜、千代島、赤土倉(あかどくら)が「碁石八景」です。
穴通磯 | |
名称 | 穴通磯/あなとおしいそ |
所在地 | 岩手県大船渡市末崎町赤土倉 |
関連HP | 大船渡市観光物産協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR大船渡線BRT大船渡駅から岩手県交通バス穴通磯行きで終点下車 |
ドライブで | 三陸自動車道碁石海岸ICから約8km |
駐車場 | 穴通磯駐車場(20台/無料)、碁石海岸大駐車場(160台/無料) |
問い合わせ | 碁石海岸インフォメーションセンター TEL:0192-29-2359/FAX:0192-22-8891 |
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