岩手県八幡平市と秋田県鹿角市・仙北市、岩手・秋田の両県にまたがる八幡平(はちまんたい)を横断する全長約27kmのドライブウェイが、八幡平アスピーテライン。岩手県道・秋田県道23号(大更八幡平線)の愛称で、かつては有料道路でしたが平成4年4月1日に無料開放されています。
八幡平山上を横断する山岳ドライブウェイ
岩手県と秋田県の両県営の有料道路として昭和45年に開通した八幡平アスピーテライン。
岩手県八幡平市側の御在所ゲート近くには松尾鉱山跡があり、鉱山住宅群が廃墟となって残されています。
八幡平山上はオオシラビソ(アオモリトドマツ)の原生林で、八幡沼など火口湖が点在、湿原を形成していますが、八幡平遊歩道の起点となるのが見返峠で岩手・秋田県境に見返峠駐車場、八幡平山頂レストハウス、八幡平パークサービスセンターが建っています。
見返峠駐車場から八幡平山頂へは鏡沼経由で徒歩30分ほど。
八幡平アスピーテライン途中の展望地は、八幡平市側に源太岩展望所があり、源太岩展望所近くの茶臼口の駐車場に車を入れれば徒歩30分の頑張りで、八幡平三大展望地(源太森、畚岳・もっこだけ、茶臼岳)のひとつ、茶臼岳展望台に到達できます。
鹿角市側には大深沢展望台があり、源太岩展望所、見返峠、大深沢展望台が八幡平アスピーテライン三大展望地といえるでしょう。
豪雪地帯のため、冬季は閉鎖され、例年4月15日ころに開通となり、11月中旬(基本的には11月上旬の3連休後)に閉鎖となります。
開通直後には両脇に数mの雪壁ができる「雪の回廊」が、そして雪解けの5月になると八幡平頂上近くにある鏡沼に「ドラゴンアイ」と呼ばれる雪と氷が織りなす神秘的な瞳が生み出されます。
八幡沼、黒谷地湿原のニッコウキスゲは7月中旬~8月上旬、木々の紅葉に先駆けての草紅葉(くさもみじ)は 9月中旬〜10月中旬。
紅葉は例年10月上旬〜10月中旬が見頃に。
岩手・秋田県境の見返峠で「八幡平樹海ライン」の愛称で呼ばれる秋田県道・岩手県道318号(八幡平公園線)を分け、絶景露天風呂で知られる藤七温泉彩雲荘、そして蓬莱境があり、松川渓谷へと下ることができ、岩手山麓を走る岩手山パノラマラインに連絡します。
八幡平アスピーテラインの八幡平市側入口のさくら公園には、釜石環状列石(縄文人がつくったストーンサークル)もあるので、興味があれば寄り道を。
八幡平アスピーテライン | |
名称 | 八幡平アスピーテライン/はちまんたいあすぴーてらいん |
所在地 | 岩手県八幡平市柏台〜秋田県鹿角市八幡平 |
関連HP | 八幡平市観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 東北自動車道松尾八幡平ICから約6kmで八幡平市側入口 |
問い合わせ | 八幡平市観光協会 TEL:0195-78-3500/FAX:0195-78-3838 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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