金陵の郷

金陵の郷

香川県仲多度郡琴平町にある江戸時代からの歴史を誇る金陵酒造(西野金陵)の酒蔵を再生した資料館が金陵の郷。寛政元年(1789年)に8代目・西野嘉右衛門が創業した金陵酒造(西野金陵)は、四国を代表する清酒「金陵」の醸造元です。「金陵」は、金刀比羅宮の御神酒となっている銘酒です。

江戸時代創業の老舗、金陵酒造の資料館

もともとは元和2年(1616年)創業の鶴羽屋(後の鶴田屋)の酒造株を買い受けて創業したのが始まり。
琴平本店にある3つの酒造庫のうち、金刀比羅宮の参道に面した第弐庫を創業当時の白壁の酒蔵に復元し、「歴史館」として公開。
伝統の酒造りの道具を展示し当時の作業風景を再現した「歴史館」のほかにも、生酒が試飲できる「文化館」(旧仕込み蔵)、大瓶や大枡(1升瓶670本分)が並ぶ「讃酒館」(さんしゅかん/旧店蔵)が、大クスの木を囲むように建てられています。

「讃酒館」には1.8リットル瓶670本分の大瓶から1合桝1390杯分も入る大桝に注がれる純米大吟醸「煌金陵」(きらめききんりょう)のビッグボトルがあり、人気の撮影スポットになっています。

金刀比羅宮の御神酒となっている「金陵」の販売コーナー蔵元直営店もあり、利き酒や大吟醸、蔵元限定の酒、金陵もなか(酒粕入り)、甘酒四国遍路、金陵酒粕などの購入も可能。

江戸時代には神仏習合の象頭山金毘羅大権現を祀る松尾寺金光院(現・金刀比羅宮)の参詣者たちで繁栄した門前町の酒蔵。
象頭山の花崗岩が風化し砂礫化した堆積層を流れる硬度2~3の軟水を使って仕込む「金陵」は、金毘羅大権現の御神酒にもなっていたのです。

15代当主・西野嘉右衛門は、阿波国共同汽船(明石海峡大橋架橋で廃業となった共同汽船の前身)の会長、阿波商業銀行頭取、日本製飴社長などを務めて活躍、多額納税者として貴族院議員にもなった名士です。

現在、「金陵」の生産は、多度津工場(香川県仲多度郡多度津町)で行なわれています。

金陵の郷
名称 金陵の郷/きんりょうのさと
所在地 香川県仲多度郡琴平町623
関連HP 金陵の郷公式ホームページ
電車・バスで JR琴平駅から徒歩10分
ドライブで 高松自動車道善通寺ICから約9km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 金陵の郷 TEL:0877-73-4133/FAX:0877-75-2846
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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