綾川橋梁

綾川橋梁

香川県綾歌郡綾川町(あやがわちょう)、高松琴平電気鉄道(ことでん)・琴平線の滝宮駅と羽床駅(はゆかえき)の間を流れる綾川に架かる橋が、綾川橋梁(あやがわきょうりょう)。昭和2年3月15日、滝宮駅〜琴平駅(現在の琴電琴平駅)間の開通に伴って架橋された橋で、滝宮駅と同様に経済産業省の近代化産業遺産に認定されています。

香川県最長河川の綾川に架かる橋は、近代化産業遺産認定

綾川橋梁は、大正15年1月に、琴平線の羽床駅~滝宮駅間に完成した橋長45.31m(ことでん第3位)の橋。
施工は大正8年い創業の大阪・日本橋梁(大正12年には名古屋市、堀川に架かる岩井橋を架橋)。
綾川が深い渓谷を形成しているため、橋脚、橋台がひときわ高く造られています。

綾川は、二級河川ながら香川県下では最長(38.213km/一級河川では土器川の33km)の河川。
花崗岩が浸食される渓谷を形成し、綾川橋梁もそんな場所に架かっています。

また、綾川橋梁の北にある歩行者専用橋は金毘羅大権現へと通じる金毘羅街道(旧道、高松街道・琴平街道)の橋。

綾川橋梁は、「社寺参詣や温泉観光・海水浴に端を発する大衆観光旅行の歩みを物語る近代化産業遺産群」の金刀比羅宮参詣等関連遺産(高松琴平電気鉄道)として経済産業省の近代化産業遺産に認定。

高松琴平電気鉄道(ことでん)では、綾川橋梁のほか、滝宮駅(本屋)、元山駅(本屋)、琴電屋島駅、土器川橋梁、新川橋梁、鴨部川橋梁、香東川橋梁、1000形車輌、3000形車輌、5000形車輌、さらに高松琴平電気鉄道の系列会社の屋島登山鉄道の屋島山上駅(平成17年廃止、廃駅として現存)も近代化産業遺産に認定されています。

綾川橋梁
名称 綾川橋梁/あやがわきょうりょう
所在地 香川県綾歌郡綾川町滝宮
電車・バスで 高松琴平電気鉄道(ことでん)滝宮駅から徒歩10分
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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