【関東周辺】アジサイ名所 厳選10|2025

東京23区では5月にアジサイが咲き始め、関東周辺では7月中旬ころまでアジサイが開花します。関東周辺で、アジサイの名所を、訪れるべき目的とともに10ヶ所を厳選してピックアップ。近年では牧野富太郎博士の愛したヒメアジサイ(明月院ブルー)や、アジサイを水に浮かべた水中花も人気です。

雨引観音の水中花
雨引観音の水中花

六義園|東京都

風雅な大名庭園でアジサイを観賞

あじさい名所:六義園(りくぎえん)
イベント名・期間: 『初夏の六義園~さつきと和のあじさいを楽しむ~』/2025年5月3日(土・祝)~6月15日(日)
あじさい特別ガイドは5月31日(土)・6月1日(日)15:00~、無料
所在地:東京都文京区本駒込6-16-3
総株数:15種1000株
内容:六義園は5代将軍・徳川綱吉の信頼を得て側用人(そばようにん)となった柳沢吉保(やなぎさわよしやす)の別荘として、元禄8年(1695年)に造園された大名庭園。
現存する大名庭園としては屈指の規模と内容を誇っています。
日本古来のあじさい(ヤマアジサイ)を中心に、江戸時代から知られている古品種を中心に観賞が可能(「和のあじさい」は大名庭園にふさわしい繊細で優美な花が特徴)
あじさいの株数は1000株ほどですが、200株のサツキも開花、江戸時代初期を代表する池泉回遊式庭園とあわせ、大名気分で観賞することができます。
庭園ガイドボランティアの案内で、園内散策は、土・日曜11:00~、14:00~(各回60分程度)  

初夏の六義園

六義園『初夏の六義園~さつきと和のあじさいを楽しむ~』|文京区|2025

2025年5月3日(土・祝)~6月15日(日)、東京都文京区の六義園で『初夏の六義園~さつきと和のあじさいを楽しむ~』を開催。六義園には200株のサツキと15種1000株のアジサイがあり、5月下旬頃からサツキ、6月に入るとアジサイの和品種が

白山神社・白山公園|東京都

あじさい咲く「文京区の富士山」に登拝も可能!

あじさい名所:白山神社・白山公園
イベント名・期間: 『第41回文京あじさいまつり』/2025年6月7日(土)~6月15日(日)
あじさいの鉢植え販売は、期間中の毎日10:00〜
所在地:東京都文京区白山5-31-26
総株数:3000株
内容:神仏習合の平安時代に天暦年間(947年~957年)に加賀から分霊を勧請して開かれたという白山信仰を今に伝える古社、白山神社。
旧社地(現在の小石川植物園)が徳川綱吉の屋敷地となったため、明暦元年(1655年)現社地に遷座しています。
境内にあるあじさいが咲き誇る白山富士(富士塚)にも期間中の10:00〜16:00の間は登拝が可能。
土・日曜には模擬店も出店するほか、文京区伝統工芸品展示販売も実施

文京あじさい祭

第41回文京あじさいまつり|2025

2025年6月7日(土)~6月15日(日)、東京都文京区の白山神社・白山公園で『第41回文京あじさいまつり』が開催されます。期間中は、境内にあるあじさいが咲き誇る富士塚(白山富士)が9:00〜17:00の間、公開され、登拝することができます

麻綿原高原|千葉県

南房総の高原に和種あじさいが咲き誇る

あじさい名所:麻綿原高原(麻綿原天拝園)
見頃の期間: 6月下旬~7月中旬
『そば供養あじさい祭りは例年7月第3日曜に開催され、そばが無料で振る舞われます
所在地:千葉県夷隅郡大多喜町筒森
総株数:2万株
内容:アジサイは、「麻綿原天拝園」と名付けられた日蓮宗の古刹・妙法生寺境内が中心で、昭和26年、箕輪日受師が廃寺を再興しアジサイを植えたことに始まります。
品種は和種で、標高340mの高原にあるため、開花時期も少し遅いのが特徴(周辺はヤマビルが多いのでご注意を)。
アジサイが見頃となる6月20日~7月20日は、妙法生寺付近は一方通行となる交通規制も実施。
林道奥谷線は6月1日〜7月21日の間、夜間(17:00〜翌朝9:00)通行止め。
2023年の台風13号の大雨の影響で、町道会所麻綿原線、町道老津線は通行止めになっており、迂回路の林道奥谷線(内浦山県民の森の管理道路)は道が狭いので走行には注意が必要です。

麻綿原高原あじさい

麻綿原高原のアジサイ開花|大多喜町

清澄山系の麻綿原高原は房総半島随一のアジサイの名所。アジサイは、「麻綿原天拝園」と名付けられた日蓮宗の古刹・妙法生寺境内が中心で、昭和26年、箕輪日受師が廃寺を再興しアジサイを植えたことに始まります。アジサイは今や約2万株の大群生に!見頃は

箱根あじさい電車(「夜のあじさい号」運転)|神奈川県

スイッチバックする電車から沿線のあじさいを観賞、夜はライトアップも

あじさい名所:箱根あじさい電車(小田急箱根)
見頃の期間:「夜のあじさい号」 2025年6月14日(土)~6月30日(月)/ライトアップ6月13日(金)~6月30日(月)18:30〜22:00
所在地:神奈川県箱根町
総株数:1万株以上
内容:アジサイが見頃を迎える6月中旬〜7月上旬は、車窓に触れるほどにアジサイが咲き誇るため、「箱根あじさい電車」の愛称が付いています。
出山信号所、大平台、上大平台信号所では、アジサイ咲くなか、進行方向を変えるスイッチバックもあるので(運転手と車掌が交代)、注目を。
「あじさいのライトアップ」の実施場所は、箱根湯本駅付近、大平台駅付近、旧温泉幼稚園付近(宮ノ下駅〜小涌谷駅間)、小涌谷駅付近、車川(小涌谷駅〜彫刻の森駅間)、彫刻の森美術館付近。
「夜のあじさい号」は、ライトアップ区間では徐行や停止を繰り返しながらゆっくり進み、宮ノ下駅(強羅行)もしくは、塔ノ沢駅(箱根湯本行)では、電車から降りて記念写真ができる「撮影タイム」を設定する特別電車となっています。
全席予約指定制で、予約方法はインターネットに限定。

箱根登山鉄道 あじさい電車

箱根登山鉄道 あじさい電車「夜のあじさい号」運転|箱根町|2025

2025年6月14日(土)~6月30日(月)/ライトアップ6月13日(金)~6月30日(月)、小田急箱根(箱根登山鉄道)で「夜のあじさい号」が運転。ライトアップされたあじさいを座席指定の車両から愛でることができる、箱根の初夏の風物詩に。小田

小田原城|神奈川県

「日本100名城」とあじさいの見事な競演、『小田原城あじさい花菖蒲まつり』開催

あじさい名所:小田原城址公園
イベント名・期間: 『小田原城あじさい花菖蒲まつり』/2025年5月31日(土)~6月15日(日)
所在地:神奈川県小田原市城内6-1
総株数:2500株
内容:株数はさほどではありませんが、1万株の花菖蒲も開花し、復元整備が進む小田原城とともに楽しむことができます。
例年の見頃は花菖蒲が5月下旬~6月中旬、アジサイが6月上旬~7月上旬です。
19:00~20:30頃には常盤木門周辺の花菖蒲とアジサイのライトアップも実施。
土・日曜は小田原城天守閣の開館時間を18:00まで延長(最終入城は17:30)。

小田原城あじさい花菖蒲まつり

小田原城あじさい花菖蒲まつり|小田原市|2025

2025年5月31日(土)~6月15日(日)、神奈川県小田原市で『小田原城あじさい花菖蒲まつり』が開催されます。小田原城東堀にある花菖蒲園では、6月になると1万株の花菖蒲が開花し、周辺のアジサイ2500株と併せて観賞できます。19:00~2

横浜・八景島シーパラダイス|神奈川県

海に囲まれた八景島に花園が! 『八景島あじさい祭』開催

あじさい名所:横浜・八景島シーパラダイス
イベント名・期間: 『第25回八景島あじさい祭』/2025年6月7日(土)~6月29日(日)
所在地:神奈川県横浜市金沢区八景島
総株数:2万株
内容:オリジナルの「八景ブルー」のほか、ガクアジサイ、セイヨウアジサイなどが開花。
期間中の10:00~16:00には、西浜シーサイドガーデンをスタート地点に「八景ブルーの庭」など八景島の園路8ヶ所の色とりどりのあじさいをめぐる『あじさい八景めぐりスタンプラリー』も実施。

八景島あじさい祭

横浜・八景島シーパラダイス『第25回八景島あじさい祭』|2025

2025年6月7日(土)~6月29日(日)、神奈川県横浜市金沢区の横浜・八景島シーパラダイスで、『第25回八景島あじさい祭』が開催されます。神奈川県内では最大級となる2万株ものアジサイが咲き誇り、なかには八景島オリジナルとなる「八景ブルー

明月院|神奈川県

古都・鎌倉で明月院ブルーを観賞

あじさい名所:明月院
見頃の期間: 6月上旬~下旬/7月の早めに剪定されるので、6月に鑑賞を
所在地:神奈川県鎌倉市山ノ内189
総株数:2500株
内容:「あじさい寺」と呼ばれる鎌倉の名刹・明月院。
「明月院ブルー」と呼ばれる青いアジサイは、「日本の植物学の父」・牧野富太郎博士(令和5年放送、NHK連続テレビ小説『らんまん』の主人公のモデル)が命名し、愛したヒメアジサイです。
牧野富太郎博士の愛したヒメアジサイは、明月院のほか、関東では牧野記念庭園(東京都練馬区)でも観賞できます。
アジサイ時期のみ拝観時間は、8:30~17:00(閉山16:30)です。

明月院ブルー

鎌倉・明月院のアジサイ、明月院ブルーが見頃に!

神奈川県鎌倉市、JR北鎌倉駅に近い、山ノ内の明月谷に佇む臨済宗建長寺派の寺、明月院(明月院境内全域が国の史跡)。境内には2500株のアジサイが植栽され、例年6月にはアジサイが見頃に。明月院ブルーと呼ばれるアジサイは6月に咲くヒメアジサイです

下田公園|静岡県

海を眺める15万株300万輪、株数日本一の花園で『あじさい祭』

あじさい名所:下田公園
イベント名・期間: 下田公園『あじさい祭』/2025年6月1日(日)〜6月30日(月)
「下田太鼓」の実演は、6月1日(日)、6月15日(日)、6月22日(日)の10:00〜、11:15〜、12:30〜
所在地:静岡県下田市3丁目
総株数:15万株300万輪
内容:下田港と下田市街を一望できる下田公園は、東京ドーム5.5個分相当の広さに15万株300万輪のあじさいが咲く、日本屈指のあじさい名所。
豊臣秀吉の小田原攻めに備えた北条氏の城跡で北条水軍の拠点が、今ではあじさいの名所に変身。
公園内「開国広場」には地場産品やあじさいの鉢植えの販売・飲食の店が並びます。
「下田公園は入口から上り坂が連続。がんばって群生地まで歩けば、素晴らしい景色が待っているので、ぜひ歩いていただきたい」(下田市観光協会)。
車いす利用者など歩行困難な人は、中腹までカートが利用できます。
下田市では2025年6月1日〜6月30日、『赤いかキャンペーン』も開催。

下田あじさい祭

下田公園『あじさい祭』|下田市

毎年6月1日〜6月30日、南伊豆、静岡県下田市の下田公園で『あじさい祭』が開催されます。下田港と下田市街を一望できる下田公園。総計15万株300万輪、100種以上の紫陽花は訪れる人を圧倒します。下田公園は、300万輪が咲き誇る日本一の群生地

雨引観音|茨城県

『あじさい祭』開催、水中花はSNSで話題に!

あじさい名所:雨引観音
イベント名・期間: 『あじさい祭(水中花)』/2025年6月10日(火)〜7月20日(土)、水中花は6月21日(土)~7月6日(日)
所在地:茨城県桜川市本木1
総株数:100種類5000株
内容:意外に知られていませんが、インスタ映えすると近年注目度UPのあじさいスポットが雨引観音。
境内には、野生品種のヤマアジサイ、コアアジサイ、タマアジサイ、ツルアジサイ、ノリウツギの5種が自生するほか、明月院ブルーでおなじみの牧野博士の愛したヒメアジサイ、オリジナルの雨引の聖も植栽されています。
あじさいが境内を埋め尽くし見応えも十分ですが、いろいろな仕掛けもあってそれがSNSで話題に。
例年の見頃は6月上旬~7月中旬です。

雨引観音『あじさい祭(水中花)』

 雨引観音『あじさい祭(水中花)』|2025

2025年6月10日(火)〜7月20日(土)、茨城県桜川市の雨引観音で『あじさい祭(水中花)』が開催されます。意外に知られていませんが、インスタ映えすると近年注目度UPのあじさいスポットが雨引観音で、水盤など様々な絵になる仕掛けがあり、遠来

太平山神社|栃木県栃木市

参道沿いにあじさいが開花、『とちぎあじさいまつり』開催

あじさい名所:太平山神社(太平山県立自然公園あじさい坂)
イベント名・期間:『とちぎあじさいまつり』 /2025年6月13日(金)~6月29日(日)
土・日曜には南京玉すだれの演技、江戸からくり人形の実演、日光さる軍団の公演なども
所在地:栃木県栃木市平井町
総株数:2500株
内容:太平山で産出した石を野面積み(のづらづみ)で積んだ石段沿いにあじさいが開花。
あじさい坂にはニホンアマガエルも生息し、「ゲッゲッゲッゲッ」、「クワックワックワッ」という賑やかな鳴き声は「太平山あじさい坂の雨蛙」として環境省の「残したい日本の音風景100選」にも選定されています。
茶店で販売の「太平だんご」もぜひ味わいたい名物です。

とちぎあじさいまつり|栃木市

栃木市の太平山県立自然公園で『とちぎあじさいまつり』|2025

2025年6月13日(金)~6月29日(日)、栃木市の太平山県立自然公園あじさい坂で『とちぎあじさいまつり』が開催されます。桜で有名な太平山山頂にある太平山神社への表参道は約1000段にも及ぶ石段。その石段の両側にセイヨウアジサイをはじめ、

【関東周辺】アジサイ名所 厳選10|2025
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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